eスポーツの国際大会を主催するeスポーツワールドカップ(EWC)財団のマイク・マックケイブ最高運営責任者(COO)はこのほど、新華社のインタビューに応じ、中国は8月24日にサウジアラビア・リヤドで閉幕したEWC2025の重要な参加者だとの見解を示した。中国eスポーツ産業は世界で最も成熟し、最も影響力があるエコシステムを持ち、その発展は世界の先頭を走っているとし、将来的に中国とより多くの協力を展開することへの期待を示した。
マッケイブ氏は中国のクラブチームについて、世界で最も強く、最も影響力のあるチームの一つで、膨大なファンベースと豊富な競技経験を持つと指摘。「伝説的な選手が参加し、世界一流の競技力を誇り、膨大でグローバルなファンダムを抱える。これはEWCの競技レベルを高めただけでなく、われわれと世界の主要eスポーツ市場である中国との結びつきも深めた」と語った。
競技力のほか、中国のクラブチームはファンとの深い交流、文化的な物語、比類のない投資ももたらしたとし、第1回開催のEWC2024では観客の半数以上が中国からだったと明かした。中国の各クラブチームは今年、コンテンツ制作やソーシャルメディア、ファンイベントなどを通じて関与の度合いと影響力を高めたと評価した。
今年のEWCでは、中国のゲーム・eスポーツ企業が中心的な役割を果たしたことも強調した。競技への参加だけでなく、イノベーションや協力の面でも、彼らの支援によって中国におけるEWCの影響力が大きく向上したことが示されたと説明した。
文化や旅行、革新的な科学技術の面でも中国とより多くの交流と協力を行ったとした。これらの協力により、EWC自体の役割が文化交流とイノベーションの場へと広がったとの認識を示した。【新華社リヤド】