令和最初の国内女子ツアー「パナソニックオープンレディース」は雷雲接近により午後1時15分に中断。雷雲はコース上空に停滞、中々晴れず途中で中止がささやかれるほど。
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中断となってクラブハウスに引き上げてきたとき、永井花奈の頭にある考えがよぎる。「このまま中止になったほうが良いかもしれない」。1打差の3位タイから最終日をスタートするも、この時点で2打差の4位タイに後退していた。何よりも「流れが悪かった」とリズムに乗れず、再開したとしても2mのパーパットが残っている。いっそやらないほうが…。
だが、中断中に再開に備えて“ここまで何が悪かったか”を振り返っている内に考えが変わった。「このまま終わったら後悔する、と思いました。そこから続きをやりたいと思うようになりました」。永井の気持ちを汲むかのように競技は再開。最初のパーパットは外れたものの、上がり4ホールで3バーディを奪い、トータル11アンダーの3位タイでフィニッシュ。
「再開後のパットは外れてしまったけど、逆に吹っ切れたというか気持ち的に楽にプレーできました。結果、“楽しむ”ゴルフができたと思います。流れも変わったし、気持ちの整理もできていたので良かったと思います」
メンタルコントロールは目下の課題。「新しいコーチ、トレーナーさんと取り組んで、やるべきことはやって成長しています。ですが、気持ちの面でも成長しないといけない。
「今回はいい勉強になりました。久しぶりにトップ5に入れたことも大きいと思います」と充実した表情を見せた永井。令和初優勝は逃したが、収穫の大きい一週間となった。(文・秋田義和)
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