スコッティ・シェフラーのスイングは伝統的な『テキサス流』!?【写真】
「ちょっと独特なパッティングスタイルですよね。前傾が浅いですし下半身が他の選手に比べて自然な感じ。カチッとしている松山英樹プロやタイガー・ウッズに比べると、ゆったり構えているように見えます」
確かにシェフラーのパッティングのアドレスを観ると前傾角度が浅く、背中側から見るとショットのアドレスのようにも見える。南氏は「ショットというより、アプローチの延長でパットしているイメージです。
最終日、シェフラーが最初にバーディを奪った3番パー4では、砲台グリーンに対してワンクッションを入れてスピンを利かせたアプローチを直接入れている。「あのチップインもそうだし、クリーンヒットするのが上手い。パッティングもアプローチも同じで、左手で上げて右手で押していくんですよね。
そのなかで、他の選手とのパッティングの違いは『やわらかさ』だ。「タイガーや松山英樹プロのようにカチッカチッとは打たない。25歳と若いのに、やわらかく打てるちょっと珍しいタイプです。普通オーガスタのような速いグリーンでやわらかく打つと緩みが出そうですけど、今回観ていて、ショートパットのミスはほとんど出ていませんでした。緩みが出たのは最後くらい」。
「僕も最近あまり見たことがない選手。手を使ったらダメと教えるとできない。シェフラーはきれいに手が動いています」というマスターズの高速グリーンを制した独特なパッティングスタイル。ショートパットが苦手な人は、試す価値があるかもしれない。
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