河本、シブコ…黄金世代がドレス姿で競演!【前夜祭フォト】
開幕前となる5日(火)にはプロアマ前夜祭に参加。華やかな雰囲気に包まれた会場で、河本は現在の心境を語った。帰国直後とあって時差ボケは「ありますね」と笑ったが、その表情は明るい。目標としてきた“世界”への挑戦権を手にしたのだから、それも当然だ。
常に目標に『世界』を掲げてきた河本とあって、この結果を純粋によろこんでいるかと思ったがそうではない。「決まった瞬間は、もちろんうれしさはあったけれど不安が6割という感じでした。『本当に私のレベルでいけるのか?』って」。“夢”が“現実”に変わり、ここからは結果も求められる。
もちろん自身の目指す場所に到達するために海を渡るのだが、その先にはこんな思いも抱いている。
「今の自分の実力が米国で戦うレベルに達しているとは思っていないですし、まだ粗削り。全然レベルも違うと思う。
これまで、米ツアーに参戦する日本選手は、宮里美香や畑岡奈紗のように、キャリアの本格スタートを米国で切るか、逆に上田桃子や有村智恵のように日本でしっかり実績を積んでから挑む形だった。しかし河本はプロテストに合格した昨年の主戦場はステップ・アップ・ツアーで、今年からレギュラーツアーに本格参戦。それぞれ1年ずつというスパンで、“3歩目”が米国ツアーとなる。もう少し国内で戦ってからでも…という見方がでるかもしれないが、それは自身も承知のうえだ。
Qシリーズを戦ったなかで、課題も見えた。「芝も違うし、日本での打ち方では通用しないところもあった。そういう部分でレベルアップをはかっていきたいです」。だが第7ラウンドで、「ゴルフ人生でも何年ぶり」というダブルボギー、トリプルボギースタートのなかから一時イーブンまで戻したことは「自信になりました」。その自信を一つずつ積み重ねて、新たな道を切り開いていく。
現在は来季のスケジュール調整やビザの取得など「忙しい」日々を送る。
「日本ツアーは環境がすごくいい。スポンサーのみなさんもすごくよくしてくれるので、それに甘えてしまうかもしれない。
前夜祭の会場では、畑岡が「おめでとう!アメリカで一緒に頑張ろうね」と抱擁するシーンも見られた。これから新たなスタートラインに立つ21歳。本当の挑戦が、ここから始まっていく。(文・間宮輝憲)
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