いよいよ現地時間の4月1日より今季の海外女子メジャー第一戦、「ANAインスピレーション」が開幕する。河本結は先週の宮崎での悔しい2位から一夜明けた29日に成田空港から渡米。
米国女子ツアーを主戦場とする河本だが、今年のツアー出場はこの試合が初めて。21年初戦には国内女子ツアーを選び、4試合を戦っていた。「日本で何試合かやって自分の感覚をつかめた。久しぶりのアメリカでワクワク、ドキドキで楽しみ。その楽しみを良いゴルフにつなげていけたらいいなと思います」と暖かいアメリカで気持ちも高まっている。
昨年、この大会は新型コロナ感染拡大の影響で、9月に延期。初出場だった河本は4日間戦い抜き、トータル7オーバーで69位タイだった。今年の出場にあたり、元世界ランキング1位で、このミッション・ヒルズCC内に家を持つレジェンドにアドバイスを受けていた。
「先週のアクサレディスの最終日に申ジエさんと一緒にプレーして、中断したときに『来週出るの?』という話になったんです。そうしたら『家があってよく知っている』と聞いて『ヤバっ』と(笑)。たぶん何億円とかする家ですよね」
そのときジエは“正確性”をコース攻略のポイントに挙げたという。
さらにいま、河本の側には力強い味方がいる。コーチの目澤秀憲氏と3カ月ぶりに直接会い、会場で指導を受けることができたのだ。目澤氏は今年から松山英樹とコーチ契約を結び、アメリカに滞在していた。
「今週の正確性という意味では、コーチが来てくれたことはすごく大きい。
米ツアー参戦2年目を迎え、メジャーで自信をつかみたいところ。「自信は自分の思い込みではできないし、つけようと思ってつくものでもない。成績と練習。