<ジャパンプレイヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 3日目◇8日◇西那須野CC(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

ツアー史上初となる選手会が主催の大会「ジャパンプレイヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」は3日目が終了。今大会の大会会長である時松隆光が3日目に「66」とスコアを6つ伸ばしてトータル12アンダーの4位タイに浮上。
首位と3打差と優勝圏内に入ってきた。
ボギーで御の字? 4番で遼が入れた林の中【LIVEフォト】
「いつもより色々気にしている自分がいるけど、それ以外は自分のゴルフに集中できている」。それでもプレーが終われば大会会長の顔が表に出る。「期間中は(会長の)仕事はほとんどないですね。朝にトーナメントディレクターと話すくらいです」。そうはいってもやっぱり天気や、選手の体調は気になるところ。
「今のところ順調なのでこのまま行ってくれたら…」と主催者側の言葉がどうしても出てくる。

バーディを8つ奪ったことに関しても、「今回は西那須野CCさんありのままのパー72のセッティングにしたらバーディ合戦になっている。観てくださっている方々も楽しんでもらえているのかな」とやっぱり目線はいつもと違う。

同じ篠塚武久氏に師事する“弟弟子”の清水大成も優勝争いに加わってきた。「先生は一緒なんですけどスタイルは真逆で…。向こうは飛ぶし攻撃的なゴルフが売り。
うれしいです」と言いつつも、「こういう大会にふさわしい選手。宮本さんのようなベテランの方の活躍もうれしいですが、若手が出てくるのもうれしいですね」とやっぱり帰結するのは大会の話だ。

優勝争いの意気込みを聞いても「頑張ります」としつつ、「それよりも一番は大会が盛り上がること」とキッパリ。表彰式の優勝トロフィの贈呈は大会会長の役目だが、時松が勝てば大会実行委員長の池田勇太、選手会副会長の石川遼、小鯛竜也、大会副会長の青木功さん、サトウ食品の佐藤元社長のいずれかが渡すことになる。そんな史上初の珍事も、きっと大会の盛り上がりにつながるはずだ。(文・秋田義和)

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