ローリー・マキロイ(北アイルランド)が8カ月間ともにしたスイングコーチのピート・コーウェン氏と別離。幼少の頃からコーチを務めてきた恩師、マイケル・バノン氏と再びタッグを組み、フロリダ州の自宅で調整を続けている。
米ゴルフウィーク誌のインタビューに応えた。
ローリー・マキロイの飛ばし術 ドライバースイングを解説付きで【連続写真】
「マイケルと僕は、現在一緒に練習をしている」とマキロイ。「でもピートともとても良好な関係で、もし僕が必要と感じたら彼の助けを借りることもある。ただ、今はマイケルと一緒にやっている」と明かしている。
元世界ランキング1位のマキロイだが現在は8位。2019年秋に「WGC-HSBCチャンピオンズ」に勝利して以来、21年5月の「ウェルズファーゴ選手権」まで約1年半、未勝利が続いた。

今年9月の「ライダーカップ」でマキロイとコーウェンが調整する姿が確認されているが、マキロイはライダーカップで3連敗。最終日のシングルスマッチでようやく1ポイントを獲得したが「貢献できなった」と感情的に悔しさをにじませた。
21-22年シーズンは「ザ・CJカップ@サミット」(10月14~17日、米ネバダ州ラスベガス)で米ツアー通算20勝目を達成、その数日後からバノン氏と自宅のある米フロリダ州で練習を開始した。
マキロイが8歳からスイングコーチを務めたバノン氏は、新型コロナウイルス感染拡大のため母国、北アイルランドに留まっていたが、ようやく渡米してマキロイと再び練習を開始できた。
マキロイは20年9月に「全米オープン」を制したブライソン・デシャンボー(米国)の影響を受けてスイングスピードを上げようとしたところ、本来のスイングを失ってしまったことを告白していた。
世界ランキングは15位まで降下したが、現在は8位まで浮上。
年内は次週の欧州男子ツアー最終戦、「DPワールド・ツアー選手権」(11月18~21日、ドバイ)と、タイガー・ウッズ(米国)主催の「ヒーロー・ワールドチャレンジ」(12月2~5日、バハマ)に出場予定となっている。(文・武川玲子=米国在住)


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