<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会東日本決勝大会 最終日◇17日◇美浦GC(茨城県)◇15-18歳男子6967ヤード・パー72>
4月16~17日、美浦GC(茨城県)でPGM世界ジュニアゴルフ選手権選抜大会東日本決勝大会が行われた。15-18歳男子の部では竹原佳吾(早稲田大・東京都)と三橋颯太?(佐久長聖高・長野県)のふたりが、サンディエゴ(米国カリフォルニア州)で7月12~15日に行われるIMGA世界ジュニアの日本代表に選抜された。

アダム・スコットのショットにみとれるジュニアたち【写真】
この日首位からスタートした三橋が前半3バーディを奪うなどして独走かと思われた。だが「リードして緊張してしまった」と三橋が振り返ったように、ハーフターンしてからダブルボギーを叩き、その後も3連続ボギーと崩れる。そこに粘りのゴルフを見せた竹原が追いつき、三橋、竹原ともに、2日間通算3オーバー147でフィニッシュ。この時点で日本代表はこのふたりに決定した。
「途中で3位が4オーバーだと知り、なんとか3オーバーで上がろうと思っていました。全体的にそんなに悪いゴルフではなかったです」と、竹原。
東日本決勝大会の日本代表枠はふたり。それを意識しての2位狙いが、首位タイフィニッシュとなった。
優勝の決着はプレーオフへ。三橋は1ホール目の第2打をバンカーへ入れ、そこから出すだけで、4打目のアプローチも寄せきることができずボギーパットも外した。一方の竹原は第2打をグリーン奥に外したが、なんとかボギーに収めて優勝を手にした。
IMGA世界ジュニアに向けては、2019年にも代表に選抜された竹原は「前回選ばれたときはトーリーパインズGCが(全米オープンに向けて)工事中で、サウスコースでラウンドすることができませんでした。
(ジュニアとしては)年齢が今年最後なので、やってみたいと思っていました」と意気込んだ。
初代表となった三橋は「せっかくなら優勝したかったです。後半は力が入ってしまいました」と悔しがったが、「トーリーパインズはテレビでしか見たことがないコースなので楽しみです」と、目を輝かせた。
IMGA世界ジュニアが開催されるトーリーパインズGCは太平洋を見下ろす崖の上にあるコースで、市営のパブリックコースながらも1960年代後半からPGAツアーのファーマーズインシュランスオープンの舞台となってきた。サウスコースでは08年と21年に全米オープンが開催されている。
東日本ブロックの世界ジュニア日本代表は以下の通り。

▼15-18歳の部男子
【1位】竹原佳吾(東京・早稲田大1年)=147
【2位】三橋颯太朗(長野・佐久長聖高3年)=147
 同女子
【1位】安西歩美(茨城・土浦日大高1年)=149
【2位】成田瑛麻(東京・学習院高等科3年)=152
▼13-14歳の部男子
【1位】渋井晃太郎(神奈川・永田中3年)=142
【2位】粟野泰成(茨城・国府中3年)=151
 同女子
【1位】中嶋月葉(兵庫・宝梅中3年)=153
【2位】小宮千愛(愛知・南山学園聖霊中3年)=153
▼11-12歳の部男子
【1位】根本悠誠(千葉・加茂学園中1年)=152
 同女子
【1位】福崎凛々(大阪・日根野中1年)=148
▼9-10歳の部男子
【1位】稲葉輝海(東京・青梅第三小4年)=159
 同女子
【1位】本村彩歌(兵庫・小浜小4年)=156
▼7-8歳の部男子
【1位】吉松優馬(兵庫・塩屋北小2年)=145
 同女子
【1位】中嶋雪音(兵庫・宝塚第一小3年)=167
※同スコアはプレーオフによる

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