
出店による来街者の増加を図るだけでなく、2つの店舗を分散して出店することで商店街内の回遊を促すとのことだ。
中之町店舗表町商店街は、岡山市の中心市街地に位置し、周辺地域も含めた経済を活性化する役割を果たしていたが、店舗経営者の高齢化に伴い閉店する店舗が増え、建物の老朽化なども進む中、借主と貸主のニーズがマッチせず商店街に新たな店舗が出店しにくいという課題があるという。
同社は、中之町に出店する店舗に日常生活に役立ち、環境にも優しい生活雑貨や食品を中心に取り揃え、下之町に出店する店舗では婦人服を取り揃えるとしている。
また、下之町の店舗内に商店街への新規出店をサポートする取り組みとして、地元の生産者や事業者を対象にした「一坪開業」のスペースも設置。
商店街への出店を決めるにあたり直面する、「店舗を持つのは不安」、「賃借できる店舗スペースが大きい」、「初期投資が大きく、出店判断に躊躇する」などの課題を「一坪開業」のスペースを活用してもらうことで解決の一助するとのことだ。

また、商店街内の遊休不動産利活用に関して岡山県立大学とも連携を行うとしている。
良品計画は、今後も地域に密着した商品展開や活性化の取り組みを行い、地域の方々の暮らしに役立つ店舗展開を目指すとのことだ。