
同社3社は2023年8月、東京都が推進する「廃食用油回収促進に係る事業提案」に採択され、協定を締結している。
キャンペーンの実施期間は2025年5月2日から10月31日まで。都内の区市町村約80カ所の回収拠点と、東京都庁第一本庁舎内の展示スペースが回収場所となる。回収された廃食用油は大阪府堺市にあるSAFFAIRE SKY ENERGYの大規模製造設備でSAFに転換され、一部は羽田空港でも利用される見込みとのことだ。
各社の役割については、東京都が回収所の設置と周知を担い、日揮HDが備品の発注などを支援。レボインターナショナルが油の回収を担当し、コスモ石油が航空会社へのSAF供給を行う構図となっている。
SAFFAIRE SKY ENERGYは、コスモ石油堺製油所構内に設置された年産約3万キロリットルのSAF製造設備を2024年12月に完工し、2025年4月より供給を開始している。製品は国際的な持続可能性認証であるISCC CORSIAおよびISCC EUを取得しており、原料調達から製造・供給までが国内で完結する体制を構築しているという。
