
■約3割が、上司の働き方が「働く意欲にマイナスの影響を与える」と回答
「上司の働き方が、自身の働く意欲にマイナスの影響を与えることはあるか」と質問したところ、「ほとんどない」が37.8%、「全くない」が30.7%、「時々ある」が25.2%、「よくある」「わからない」がそれぞれ3.1%となった。「よくある」と「時々ある」を合わせると、回答者の約3割が上司の働き方によって、働く意欲にマイナスの影響を受けている結果に。
上司の働き方が、自身の働く意欲にマイナスの影響を与えることはあるか
■働く意欲にマイナスの影響を与える“上司の働き方”:「必要以上に時間外労働を行っている」が最多(29.1%)
「上司のどのような働き方が、働く意欲にマイナスの影響を与えるか。(当てはまるものすべてを選択)」と質問したところ、「必要以上に時間外労働を行っている」が29.1%でトップに。次いで、「会社や職場に対する不満を頻繁に言う」が26.0%、「その他」が25.2%、「部下とのコミュニケーションが少ない」が24.4%、「プライベートより仕事を優先している」が22.8%、「指導するだけで、自らお手本を示さない」が20.5%と続く。
ほかにも、「新しいことに挑戦する意欲が少ない」が14.2%、「新しいことを学ぶ意欲が少ない」が12.6%、「育児休業や介護休業を取得していない」が10.2%となった。

■働く意欲にプラスの影響を与える上司の働き方や仕事への姿勢(自由記述・一部抜粋)
「『もっと仕事を頑張ろう』など、働く意欲にプラスの影響を与える上司の働き方や仕事への姿勢」を質問したところ、以下のような回答が寄せられたとのことだ。●仕事への姿勢について
・自分の言動、行動に責任を持っている
・言動ではなく行動でお手本を示している
・率先して現場に入る
・案件に対して、上司自ら努力を惜しまず作業している
・自社の利益よりもお客さまのことを第一に考え、やりがいを感じながら働いている
・物事に対して言葉だけではなく、有言実行している
・仕事を心から楽しんでいる
・仕事の楽しさを話してくれる
・常に学ぶ意識を持っている
・新しいことに挑戦し続けている
・部署や会社一丸で頑張ろうとする空気をつくっている
●部下や周囲への配慮について
・堂々とテキパキと多くの仕事をこなしつつも、部下の配慮や教育を怠らない(目を掛けてくれる)
・細かいことへも気を配り、部下とのコミュニケーションが多い
・周りをよく見て、声掛けや仕事のフォローをしている
・「頑張っているね」などの声掛けをしている
・部下にもフラットに接し、親身になって意見を聞いてくれる
●仕事に対する指導について
・指導する時はきっちりと指導して、ミスした時はフォローをしてくれる
・ミスした時に、一緒に原因対策を導き出してくれる
・部下の指導を積極的に行い、堅苦しすぎない職場環境を作ってくれる
・悩みなど相談事を話しやすく、時には一人でどう頑張るべきかを考えさせてくれる
●ワークライフバランスについて
・仕事を行うときはきっちりとこなし、休むときにはしっかり休む、メリハリがある
・定時に帰社する無理のない働き方をしている
・プライベートが充実している
【調査概要】
調査名称:「働く意欲に影響を与える“上司の働き方”」についてのアンケート調査
調査対象:同社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20~29歳の人
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2025年1月28日~5月8日
回答者数:128名
<参考>
ジェイック『働く意欲に影響を与える“上司の働き方”』