同装置は、極厚鋼板を円筒状に曲げるために使用するもので、洋上風力発電基礎構造物(着床式のトランジションピースやジャケット、浮体式構造物)製造時に活用するとしている。
同装置による板厚100mm、直径8mのトランジションピースを想定した試作において、品質および工程時間が想定どおりの水準であることを確認しているという。これにより、洋上風力発電の基礎構造物製造への対応力を強化するとのことだ。
同取り組みは、住友重機械グループが2024年3月に設立を公表した「洋上風力事業推進プロジェクト」の一環であり、脱炭素エネルギー分野への投資を通じて、再生可能エネルギー導入促進と脱炭素社会の実現に貢献するとしている。