KDDI本社オフィスに自律走行搬送ロボット「カチャカプロ」を導入 業務負荷の軽減と業務効率化へ
Preferred Roboticsは、KDDI本社オフィスにおいて、自律走行搬送ロボット「カチャカプロ」を導入したと発表した。

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KDDI本社オフィスに自律走行搬送ロボット「カチャカプロ」を導入同取り組みは、複数フロアにわたる社内メール便搬送業務の一部を自動化し、業務負荷の軽減と業務効率化を図るもの。


KDDI本社ビルでは、メール室を起点に各フロアへ社内メール便を日々搬送しているが、多層階を跨ぐ作業が大きな負荷となっていたという。その解決策として、プリファードロボティクスが開発する「カチャカプロ」が選定され、段階的に導入が進められているとのことだ。

導入された「カチャカプロ」は、自律的にビル内を移動し、メール室から各フロアへの配達や各フロアのポストに入れられた郵便物を、メール室へ搬送する役割を担うという。

また、エレベーターとの自動連携が実装されており、各フロア間の移動時に自らエレベーターを呼び出して乗降するとのことだ。

KDDI本社オフィスに自律走行搬送ロボット「カチャカプロ」を導入 業務負荷の軽減と業務効率化へ
「カチャカプロ」KDDI本社では、2025年7月より1台のカチャカプロが稼働を開始しており、今後は順次台数を拡大し、最終的には5台体制での本格運用を予定している。

プリファードロボティクスは今後も、オフィスビル・宿泊施設・医療機関・工場など、さまざまな空間におけるラストワンマイルの自動搬送を実現すべく、カチャカプロの進化・拡張を図っていくとしている。

■仕組みと運用フロー

<配達フロー>
1.メール室で人が棚の鍵を開けて手動で郵便物をセット
2.該当フロアのメールボックスまで自走
3.メールコーナーで人がロボットから荷物を取り出す

<集荷フロー>
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