標準BMIでも自分は「太っている」と若年女性の7割以上が認識 若年層ほど他者と体型比較、食行動にも影響
askenは、AI食事管理アプリ「あすけん」の女性ユーザー12,882名を対象に「現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

■「標準」BMIであっても7割以上が自分は「太っている」と認識。
また9割以上が「痩せたい」と回答

現在の自身の体型について、どのように感じているかという問いに対し、29歳以下および30歳~39歳でBMIが標準範囲(18.5以上25未満)のグループでは、7割以上が「とても太っている」「やや太っている」と回答。

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現在の自身の体型について、どのように感じているか理想とする体型は今よりどうなりたいかという問いに対し、BMIが標準範囲(18.5以上25未満)で29歳以下および30歳~39歳のグループの9割以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答。

また、BMIが「やせ」(18.5未満)の29歳以下のグループでも半数以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答する結果に。

標準BMIでも自分は「太っている」と若年女性の7割以上が認識 若年層ほど他者と体型比較、食行動にも影響
理想とする体型は今よりどうなりたいか

■若年層ほど「他者からの評価」を強く意識し、SNSなどで他者と体型を比較する傾向

「理想とする体型(上記)を選んだ理由」については、全ての年齢グループで「見た目を良くしたい」「着たい服を楽しみたい」「自信を持ちたい」という回答が上位に。

29歳以下では約4割が「周囲からの印象が気になる」と回答し、若年層では他者からの評価を強く意識する傾向が。一方、年齢を重ねるごとに「健康や将来への不安」と回答する割合が増加する結果となっている。

標準BMIでも自分は「太っている」と若年女性の7割以上が認識 若年層ほど他者と体型比較、食行動にも影響
理想とする体型の回答理由SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度について、全体平均で約24%が「ほぼ毎日」「よくある」と回答。なかでも、年齢グループが下がるほど、他者と体型を比較する頻度が高くなる傾向に。

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SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度

■他者との比較が実際の食行動に影響。若い世代ほど顕著に

SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度ごとに、回答者の直近1月の「あすけん」への食事記録データから平均エネルギー摂取量を抽出。その結果、全年齢グループにおいて、比較する頻度が高いほど、平均エネルギー摂取量が低いという傾向が見られた。

特に29歳以下の年齢グループにおいては、「ほぼ毎日」比較する人は、「ほとんどない」人と比べて1日あたり約129kcalも平均エネルギー摂取量が少ないことが判明。

この差は30代(約80kcal差)、40歳以上(約62kcal差)と比較して突出しており、若い世代ほどSNSなどでの比較が実際の食行動に与える影響の大きさを示唆しているのではないかと同社は考察している。


標準BMIでも自分は「太っている」と若年女性の7割以上が認識 若年層ほど他者と体型比較、食行動にも影響
他社の比較頻度と平均エネルギー摂取量食事への罪悪感を感じる頻度については、約半数近くが「よくある」「ほぼ毎日」と回答。一方、食事への罪悪感という心理的な問題は、実際のエネルギー摂取量とは大きく関連していないことが判明。

このことからも、実際の食行動に影響を与える「他者との比較」という心理的な負担の強さがうかがえる。

標準BMIでも自分は「太っている」と若年女性の7割以上が認識 若年層ほど他者と体型比較、食行動にも影響
【左】食事への罪悪感を感じる頻度
【右】罪悪感を感じる頻度と平均エネルギー摂取量【調査概要】
調査概要:現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査
調査対象者:食事管理アプリ「あすけん」の女性ユーザーで、今回の定量調査への参加を了承した方
有効回答者数:
・全体:12,882名
・BMIに関する分析:12,844名
・平均エネルギー摂取量に関する分析:12,841名
調査方法:インターネット調査+「あすけん」登録データ
調査期間:2025年8月18日~2025年8月21日
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。

<参考>
AI食事管理アプリ「あすけん」『現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査
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