「骨密度」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(9月14日放送)で解説された。

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ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」

番組に寄せられた健康の疑問『先日、同い年の妻が「そろそろ骨密度を測ってみようかな」と話していました。

言葉だけはよく聞きますが、いままでまったく気にしていませんでした。骨密度っていったい何なんでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。

「骨密度というのは、骨の内部にカルシウムなどのミネラル分がどれくらいあるのかを示すもので、骨の強さを示す指標です。

骨密度測定は、単位体積あたりの骨塩量、すなわち骨のなかのミネラル分の量を測定し、20歳から44歳の健康な成人の平均値を100%としたときに、自分の数値がその80%以上であれば正常と診断されます。

骨密度が高いと骨は丈夫であると言え、骨密度が低いと骨の中身がスカスカで脆くなっているということが言えます。

一般的には男女ともに20代頃にもっとも骨密度が高くなり、食事と運動によって40歳頃までキープしますが、その後は年齢とともに減少していきます。

女性は閉経によって、女性ホルモンのエストロゲン分泌量が減ると、骨密度も急激に低下し、ちょっとした衝撃で骨折しやすい、骨粗鬆症のリスクが高くなる傾向にあります。

最近は若い世代の女性でも、過度な食事制限のダイエットで骨密度が低下するケースがあり、注意が呼びかけられています」

協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団