8月24日、ヨットでの太平洋往復横断を終え無事日本に帰国した辛坊治郎が、過酷な航海について振り返った。
日本への帰還を果たし、安堵の表情を見せる辛坊治郎
ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』8月24日(火) 午後3時30分~5時30分
24日のニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』には、ヨットでの太平洋往復横断を終え、無事日本に帰国したばかりの辛坊治郎が番組冒頭に中継を結んで生出演。「生きて帰ってきました。生きて帰ってきたのは奇跡のような話で」と切り出し、その理由について、「一度、船を停めてエンジンを止めた後に、停めた場所から動かすためにもう一度エンジンをかけようとしたらうんともすんとも言わない。だから、たまたま偶然到着しただけで、運がよかっただけですね」と語った。
復路となる帰りの航海については「暑くて暑くて本当につらかった」とのことで、辛坊は「一番怖かったのは自分自身。赤道の近くで暑くて海に飛び込みたくなる。起きているときは理性が働くが、寝ぼけてたら人間何するかわからない。何が怖いかと言ったら夜寝るときが一番怖かった」と過酷な航海について振り返った。

KaorinV(カオリンファイブ)号
番組への復帰については「いずれにせよ、時事問題に全く接触しないままラジオができない。リハビリで、新聞を読むだけのためにニッポン放送に行かないと、(パーソナリティは)無理だと思いますよ」と語ったが、辛坊は航海を通して「人は必ず死ぬということがよく分かった。歴史の書物を太平洋で読んでいて、生きている間に何するか、本当に真剣に考えた」と話したうえで、「ラジオはやっぱり聞いてくださる方が喜んでくださるならば、人生の残り時間を使うにはありがたいじゃないですか」と話し、番組への復帰を力強く約束した。