『マーブル』のカレー テイクアウトしました

東京・有楽町で1966年の創業以来営業を続けてきたカレー店『マーブル』が、ビルの建て替えに伴って57年の歴史に幕を閉じることに。閉店となる10月13日(金)当日、元ニッポン放送アナウンサーで幾度となくお店に通っていた松本秀夫アナが訪れ、最後のお店の様子を、『春風亭一之輔 あなたとハッピー!』(ニッポン放送 毎週金曜 8:00~11:30)の中で生レポートした。

1966年創業・有楽町のカレー店『マーブル』が57年の歴史に幕 閉店前最後のお店の様子をレポート
営業最終日、開店前の『マーブル』

営業最終日、開店前の『マーブル』

「私は『マーブル』のお店の目の前にいるんですが。マスクを掛けてエプロン姿のマスターが、一生懸命カレーを作っているところです。(※開店直前の10時50分のレポート)

お店にはカウンターと、小さなテーブルが1つあるだけで、10人も入ればいっぱいになっちゃうお店なんですが。このお店に何回通ったことか……。

カレーのからさと、キャベツが横に添えてあるというこのバランス。あと、福神漬けが美味しくて。

昔は、出前もやってたんですよ。だから、ニッポン放送の報道部に届けてもらったこともあって……。

今、お店で食べようという方は70人以上。テイクアウトの方は、20人以上です。マスターに聞いたところ、今日は280食ほど用意しているということです」

1966年創業・有楽町のカレー店『マーブル』が57年の歴史に幕 閉店前最後のお店の様子をレポート
『マーブル』への長蛇の列に並ぶ松本秀夫アナ

『マーブル』への長蛇の列に並ぶ松本秀夫アナ

お店の前には、松本アナ同様に閉店を惜しむ常連客が多数並び、中には、「今日は3食頼んで、明日の朝まで連続で食べたい」と張り切る人も。『マーブル』ではインドカレーやサラダなどのメニューがあり、松本アナはその味を思い出しつつ寂しい気持ちを語った。

「名物のインドカレーを頼む方が9割ですね。あと、サラダがキンキンに冷えていて、レタスとキュウリとトマトに、マヨネーズとお酢とサラダオイルを混ぜた、シンプルなものになっているんですよね。

私も(ニッポン放送に)入社して以来、37年お世話になってきまして。このビル自体がなくなるので、五月雨式のほかのお店も閉めていて。目張りがされているお店もあるんですよね。

都市の再開発のために、ビジネスマンを支えてきたこういうビルがどんどんなくなっていますけど……。

私の世代としては、新しいものに期待すると同時に、自分たちの世代が終わっていくんだというのを、すごく感じてしまうんですよ……」

1966年創業・有楽町のカレー店『マーブル』が57年の歴史に幕 閉店前最後のお店の様子をレポート
『マーブル』店内には、店主からのメッセージが……

『マーブル』店内には、店主からのメッセージが……

街が新しくなるにつれて昔ながらのものがなくなっていくことに、切なさを感じると語った松本アナ。最後に慣れ親しんだ味を堪能しようと、番組スタッフらとともに引き続き列に並んでいた。

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