夜は、おもしろいですよ。男の人なら中洲はあるし、屋台でラーメンを食べようという人にとってはメインは「夜」ですよね(地元の人は屋台にはあまり行きませんが)。
だけど、昼間に博多に着いちゃったという人にお勧めなのが、「太宰府」です。
天神から電車で約30分のところにあります。西鉄二日市駅で太宰府行きに乗り換えます。今でしたら「旅人」という電車が走っていますので、ちょっとした旅気分を味わえること間違いなしです。
太宰府駅からすぐの所に、参道が見えます。お店が両側にずらっと並んでいます。
梅が枝餅のお店が、たくさんあります。行きはどこの梅が枝餅屋さんに人が並んでいるのか見ながら、太宰府天満宮へと行きます。
菅原道真公を祀っている天満宮で、学問の神様と言われている人です。福岡の人間は「受験」と聞くと、必ずここにお参りにやってくるくらい有名な場所です。
歩いて行くと、太鼓橋が見えます。手前から過去、現在、未来を現わすと言われています。仏教の教えです。
この橋を渡ると、心身ともに清められるとも言われます。
ただ注意していただきたいのは、この太鼓橋は彼氏および彼女と一緒に渡ると別れると言われています。
昔からの言い伝えかもしれませんけど、カップルで来た人はひとりひとり渡りましょう。ある意味、「もうこんな人、どうでもいいや」と思っている人には、好都合な橋かもしれません。
ここは、梅が有名です。飛梅と呼ばれているのは大宰府の神木として知られる梅の木の名称で、気をつけて見ると太い幹で囲われています。
鳥居を出て、参道に向かわずに左手前へ行くと「光明禅寺」があります。ここにもぜひ、寄っていただきたい。
1273年に建立された臨済宗のお寺で200円の拝観料が必要です。
小さな寺ですが、苔が趣を醸し出しています。天満宮は人だらけですけど、この光明禅寺はほっと一息つける所です。
そして帰りは、梅が枝餅を買います。行きのときに見た、人がたくさん並んでいる所なら間違いなしです。消費増税で餅も上がってしまいましたが、そんなことは言っていられないほどおいしい!
甘さをひかえた粒あんに焦げ目のついた餅がまわりを包み込み、口に入れるとほわっとします。そして、うまい!
1個からでも買えますから、参道を梅が枝餅をほおばりながら歩いている人も多く見かけます。
そしてお土産に10個入りを買って帰りましょう。レンジでチンすれば、熱々を食べることができますよ。
時間があれば、隣接して九州国立博物館もあります。おもしろい展示があったら、覗いてみることをお勧めします。
そして、夜。昼間の気分を持続して、悔いのない博多の夜をお過ごしください。
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