鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎に扮したコスプレイヤーの ちみ さんが、X(旧Twitter)にて作中の大技「斜陽転身(しゃようてんしん)」を再現した撮影風景を投稿。260万件を超える「いいね」が寄せられた映像は、もはやコスプレの域を超え、まるで実写映画のメイキングを見ているかのような臨場感を放っている。


「コスプレの域を超えていてスゴイ!」「めちゃくちゃ身体張られてますね」と称賛の声が相次いだ。

「斜陽転身」は、物語のクライマックスに近い重要な局面で登場する技。空中で天地を逆転させるように身を翻し(バク宙のような動き)、その回転の勢いを利用して水平に鋭い斬撃を放つという迫力のある一撃だ。

この再現シーンのため、撮影スタジオでは本物の炎を使用。ちちみさんはワイヤーで宙吊りの状態になり、手にしているのは従来の軽量なコスプレ用刀ではなく、重みのある「模造刀」だった。

「逆さ吊りで炎まで再現するなんて本気すぎる」 「本気すぎる……生きてるみたい」といった コメントが寄せられたように、フォロワーが驚かされたのは“本物の炎”を使うという徹底した表現へのこだわりだった。これを受けて、ちみさんは次のように語る。

「撮影中はいくら腕がしんどくても、体勢がきつくても、『炭治郎も頑張っているんだから、自分も頑張りたい!』という気持ちで、耐え抜くことができました」

こだわりのポイントとして挙げたのは、炭治郎が「透き通る世界」に入り、斜陽転身を繰り出す瞬間の表情だ。「他の写真では、眉間に皺を寄せたり、歯を食いしばったりと激しい表情をしましたが、この時だけは《憎しみも怒りもない無の境地》の表情ができたのではないか? と思います」

重い模造刀を扱い、命懸けで戦う鬼殺隊の過酷さを、身を以て痛感したちみさん。肉体の限界を超えたその瞬間、キャラクターの魂が宿ったのかもしれない。

投稿後の反響については、「キャラクターへの愛がきちんと伝わったことが、本当にとても嬉しかったです。翌日の筋肉痛が誇らしかったです」と、晴れやかに語る。
「今回は自分の筋力のなさを痛感したので、もっと身体を鍛えていきたい。次は、以前失敗してしまった、水中撮影にリベンジして成功させたいです」

炎の中で舞う炭治郎を再現した一枚の写真。それは、ただのコスプレではなく、キャラクターと心を通わせた瞬間の記録だった。情熱と技術、そして“好き”の力が生んだ奇跡が、SNSの向こうで今も人々を魅了し続けている。
編集部おすすめ