
HoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ「高嶺のなでしこ」が、自身史上最大規模のワンマンライブに挑む! 9月7日に千葉の幕張イベントホールにて、3周年記念ライブ『3rd ANNIVERSARY CONCERT 「A Wonderful Encounter」』を開催する。
2022年8月に結成された高嶺のなでしこは、2024年2月にメジャーデビューを果たし、今年は東名阪ツアーも敢行。
現在は「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」をテーマに掲げ、5曲連続配信リリースの真っ最中。7月2日にはその第四弾となる『ライフクエスト』の配信がスタートし、テレ東ドラマ25『晩酌の流儀4 ~夏編~』(6月27日放送スタート)のエンディングテーマに決定したばかりだ。
インタビュー前編の本稿では、3周年記念ライブに向けた意気込みや、ここ最近の活動についてメンバーを直撃した。

◆ペンライトの海がスゴく綺麗で感動しました!
――今年は4月に「たかねこフェス vol.4 出張編」で福岡・仙台・神戸・広島・新潟を周ったほか、5月には「高嶺のなでしこ 東名阪ツアー2025 – Spring Ride –」を開催するなど、地方でのライブに力を入れています。
橋本桃呼 たかねこフェスは対バン形式ということで毎回、アイドルさんをお招きしてライブしているのですが、たかねこを初めて観るファンの方も各地で盛り上がってくださいました。『メランコリック・ハニー』(※5曲連続配信リリース第一弾/4月30日リリース)がたかねこフェスで初披露だったので、衣装も「すごくかわいい」と反響があって嬉しかったです。
――東名阪ツアーでは自分の地元に行かれたメンバーさんも。
涼海すう 出身地の大阪では何回かライブをしたことがありますが、今回のNHK大阪ホールは過去最大規模の会場。ペンライトの数がスゴく多くて、本当にキラキラ輝いていて、スゴく楽しかったし、感動しました。それが自分の地元だったことが本当に嬉しいです。
――フェスやツアーでのエピソードがなにかあれば。
葉月紗蘭 たかねこフェスで「てんにゃぶっ飛び選手権」というゲームをやったんです。たかねこのキャラクター「てんにゃ」を黒ひげ危機一発風にしたもので、対バン相手のグループさんに挑戦してもらいました。すごくバタバタするゲームなんですけど、どのグループさんも舞台裏で練習するなど真剣にやってくださったのが嬉しくて。1位は「たかねこを自由に呼べる権」で、夜光性アミューズさんが優勝しました。
東山恵里沙 私、対バンした「きゅるりんってしてみて」さんにサインをいただきました! もともとアイドルオタクだったので、ステージで「なんでこの人たちが私の目の前にいるんだろう?」と思っていたら真顔になっちゃって、後悔していたんです。でもライブ後にTシャツにサインを書いて欲しいとお願いをしたら、快く書いてくださって、やっぱり女神様だなって思いました(嬉)。いまは額縁に入れておうちに飾っています。
――5月14日にはLINE CUBE SHIBUYAで東名阪ツアーのファイナル公演を開催しました。
松本ももな ステージに登場した時から、ファンの方のペンライトの海がスゴく綺麗で感動しました! 1階席から3階席まで、たくさんの方が来てくださって、すごく嬉しかったですし、素敵な景色を見させていただけて、とても思い出に残っています。
――1階席下手側の女性席には女性ファンが詰めかけていました。
橋本 たかねこには女性ファンが多くいらっしゃって、女性限定エリアを毎回用意できるのはスゴいことだと思います。私たちに憧れてくれているんだなと思うと、すごく嬉しくて。

◆不安はメンバー全員が持っているので乗り越えていきたい
――9月7日の3周年記念ライブまで、いよいよ残り2カ月となりました。
東山 高嶺のなでしこに加入する前の2021年に、「=LOVE」さんが幕張イベントホールで開催された4周年コンサートを配信で観たんです。憧れの方が立っていたステージなので、まさか自分たちがそこに立てるのかと思うと、すごく不思議な気持ちでいっぱいです。9月だからまだまだ先だと思っていましたが、あっという間に来てしまうんだろうなとも思っています。きっとファンの皆さんの期待値もすごく高まっていると思うので、その期待を裏切らないステージにしたいです。
橋本 楽しみは大きいんですけど、不安も大きくて……。代々木第二体育館でのワンマンライブも完売には届かなかったので、幕張イベントホールという大きな舞台を用意してくださっているのに、その期待に応えられるのかなっていう不安はメンバー全員が持っています。だからこそ乗り越えていきたいです。
籾山ひめり 幕張ではセンターステージとランウェイが用意される予定なので、ぜひ期待してほしいです。個人的にはトロッコに乗って皆さんの近くに行きたいな。
――私だったらこんなことをしてみたい、という希望はありますか。
城月菜央 空を飛びたい! ワイヤーをつけてのフライングってあるじゃないですか。今回の3周年ライブでできたら嬉しい。
籾山 多分できないと思うよ(笑)。それより、まずはガンガン踊ってほしい。10年目とかだったら飛んでもいいかなと思いますけど、まだ3周年なんで、たくさん踊ってほしいです。
城月 じゃあ、昨年の「わたし色に染まれ」ツアーのファイナルでやった、自己紹介してダンスを踊るのをまたやりたいです。あれ楽しかった!
日向端ひな ライブでバズーカを打たせていただいたことがあったんですけど、その時にはあまり飛ばせなかったので、幕張という大きな会場で遠くまで飛ばしたいです!
涼海 幕張イベントホールは3階席まであるので、上の座席まで行って、ファンの方を「わー!」って驚かせたい(笑)。トロッコに乗れば2階席や3階席にも近づきますけど、やっぱり自分の足で近づきたいな。あと自転車に乗って走り回るとか
橋本 私たちは今までファンの方に「ついてきてほしい」とか「私たちと一緒に高みへ行きましょう」という感じでお伝えすることが多かったんです。

◆衣装がキツくなったらいっぱいダンスをして代謝を上げています
――5月の東名阪ツアー東京ファイナル公演では『アイドル衣装』の披露前に、橋本さんが考案した感動の演出がありました。
橋本 その時は新曲の『アイドル衣装』を初披露する前に全員が新衣装に着替える必要があったので、その待ち時間に感謝の言葉を伝えられる場を設けさせていただきました。これまでも「こうしたほうがダンスが綺麗に見える」といった意見を、私や(籾山)ひめりが提案することもありましたが、今回は初めて私の意見を採用していただいたんです。
籾山 東名阪ツアーでは、マネージャーさんや振付師さんと相談しながら、とにかくたくさんの曲を届けたいという想いで構成を考えました。とくに『アイドル衣装』では新衣装をぎりぎりまで隠しておきたいとみんなが思っていて、(橋本)桃呼が今回の演出を提案してくれたんです。みんなで一緒にステージに出ていきたいのと、照明がパッと光った時に全員で並んでいるのが理想だったので、映像ではなく言葉で伝えるのがいいということで、桃呼が物語っぽくしてくれました。
――この取材でも着用している『アイドル衣装』の衣装で、注目のポイントを教えてください。
橋本 今回はみんなリボンが多くて、髪飾りや胸元、背中側にもリボンをあしらっています。あと背中がハート型になっているのもポイントだと思います。衣装は3パターンあって、リボンの細さなど違っているところも多いので、ぜひ探してみていただけたら。
――可愛い衣装を着こなすために、体型維持で努力していることはありますか。
籾山 衣装ってサイズが変えられないじゃないですか。だから常に同じくらいの体形は維持していたいなと思っていて、ちょっとキツくなったらいっぱいダンスをして汗をかいて、少し代謝を良くしています。みんなでご飯食べる時は一緒に食べますが、そのなかに「今日はサラダだけで」っていうメンバーがいても全然いいと思います。
橋本 私、白いごはん食べないかも。あとは睡眠が大事ですね。食に対する執着がないというか、どちらかというと睡眠に対する執着のほうが強くて、すごくおなかが空いていても、眠かったら寝ることに徹しちゃいます。だから夜にご飯食べないこともありますね。

◆初期よりは体力がついたんじゃないかと思います
――デビューから3年間の成長を振り返っての印象を教えてください
星谷美来 初期のころに比べて曲数も増えましたし、フォーメーションも複雑になったんですけど、体力が初期よりもついたなって実感しています。最初のころは周りについてくのに精一杯で、2~3曲くらいで体力的にしんどかったんですけど、最近は5曲連続でパフォーマンスすることもありますし、初期よりは体力がついたんじゃないかなって思うことも多いです。
橋本 2年前に「しゃちふるねこ」っていうコラボをやらせていただきました。TEAM SHACHIさんとFRUITS ZIPPERさん、高嶺のなでしこでグループを作って、それぞれの楽曲をカバーさせていただいたんです。
――『メランコリックハニー』でも、涼海さんが「せーの!」と煽りを入れていますよね。
涼海 あの煽りは音源には入っていなくて、ライブでしかやらないんですけど、ファンのみなさんが「せーの!」に対して「MYダーリン!」って言ってくれるので嬉しいです。
――いま5曲連続配信リリース中で、第一弾の『メランコリックハニー』では歌詞に「もっともっと熱く溶かしてよ♪」とか「もっともっと酷く沼り合お♪」など、かなり挑発的な内容が印象的です。
涼海 「帰りたくないのわたしだけ? 子供じゃないんだし♪」とか言いながら、まだまだ一緒にいたいという心の中の無邪気さというか、子供らしさが反映されていて、好きな箇所です。彼氏のことが大好きな女の子みたいな感じだなと。
東山 最初に聴いた時は一途で可愛い女の子だなって思いました。デートの一日を描いていて、朝とかルンルンで準備したり、相手に可愛く思ってもらおうとすごく頑張っていることが読み取れる歌詞ですね。でもサビでは「“かわいい”なんて嘘いらない♪」ってツンデレな部分もあって、素直になりきれない感じが現代の女の子っぽくて可愛い歌だなって。
――デビューから3年が経ち、メンバーさんが成長してくるにつれて、もっと大人っぽい歌を歌いたいといった気持ちはありますか。
橋本 いまは可愛さだったり明るい一面を多く見せていますけど、カッコいい系の『革命の女王』や『決戦スピリット』はライブでスゴく盛り上がりますね。『美しく生きろ』もそうですし、そういった曲をもっと歌いたいな。「高嶺」っていうわりには手が届きやすい感じがしますか? そんなことないです。すごく高いところにいるので、ゴメンなさい(笑)
――「高嶺のなでしこ」というグループ名には清楚な美しさや可愛らしさの意味も込められていると思いますが、そういった面を保つために意識していることや、仕草なんかはありますか。
橋本 バラエティ番組に出演させていただくことが増えて、その時には「これ、高嶺のなでしこで大丈夫?」みたいなこともありますね(苦笑)。でも見た目にはみんなすごく気を遣っていて、本当に綺麗になっていると思いますし、写真を撮っていただく時にも凛とした表情をお見せするようにしています。
(取材協力:佐藤馨斗、正能綾栞/撮影:Issey Nakanish)
【3周年ワンマンライブ概要】
タイトル:高嶺のなでしこ 3rd ANNIVERSARY CONCERT 「A Wonderful Encounter」
会場:幕張イベントホール
日時:2025年9月7日(日) 開場16:30/開演18:00
チケット(いずれも税込):
◆Sチケット 1万5000円
※FC ONLY ※アリーナ確約 ※おひとり様2枚まで
◆Sチケット(女性専用エリア)1万5000円
※FC ONLY ※アリーナ確約 ※おひとり様2枚まで
◆Aチケット FC価格 9000円/一般価格 9500円
※アリーナもしくはスタンド前方エリア確約 ※おひとり様2枚まで
◆カメねこエリア指定席 1万8000円
※FC ONLY ※おひとり様1枚まで
◆スタンド指定席 6800円
※おひとり様4枚まで
◆U19チケット 3000円
※2025年9月7日時点で19歳以下の方が対象
※入場時に顔写真付き身分証及び学生証をご提示下さい。身分証の提示が無い場合は、スタンド指定席との差額をお支払いただきます。
※おひとり様4枚まで(同行者も19歳以下のみ対象)
※お座席は「スタンド指定席」が対象になります。
<全券種共通>
全席指定/入場時身分証確認有/未就学児童入場不可

【5曲連続配信リリース 概要】
第一弾 『メランコリックハニー』 4月30日配信開始
第二弾 『アイドル衣装』 5月28日配信開始
第三弾 『初恋のこたえ。』 6月18日配信開始
第四弾 『ライフクエスト』 7月2日配信開始
第五弾 Coming soon!