ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!

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 アイドルグループ「ラストアイドル」が12月21日、神奈川・パシフィコ横浜にてデビュー4周年記念コンサートを開催。周年ライブを2年ぶりに有観客で行うこととなった。


 オープニングアクトは、1期生・籾山ひめりのソロ楽曲「To The Top」からスタート。籾山はラストアイドルメンバー32名による総当たり戦「ラスアイサバイブ」のご褒美企画でソロ楽曲をゲットし、この日は仲良し4人組の「まだ、未定。」(小澤愛実鈴木遥夏山本愛梨、籾山)として会場を盛り上げた。


 コンサート本編ではまず、2021年の活動を振り返る映像が大型スクリーンに映し出され、続いてメンバー33名がダンサブルなナンバーに乗せて次々と登場。1人1人がクローズアップされ、最後にメンバー全員で本公演オリジナルのダンスを披露した。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「まだ、未定。」Photo: Yoshifumi Shimizu



ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
コンサートのオープニング。Photo: Yoshifumi Shimizu



 1曲目は最新シングル「Break a leg!」からスタート。“成功を祈る”という意味が込められた同曲では、「ラスアイサバイブ」を通して選ばれた17人の歌唱メンバーがオリジナル衣装でパフォーマンスし、コンサートの開幕を盛り上げた。


 続いて3rdシングル「好きで好きでしょうがない」を同じメンバーで披露すると、選抜外のメンバーもステージに登場して「独り言の存在証明」へ。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「Break a leg!」Photo: Yoshifumi Shimizu



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「好きで好きでしょうがない」Photo: Yoshifumi Shimizu



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「独り言の存在証明」Photo: Yoshifumi Shimizu



 そしてメンバー全員で「大人サバイバー」「青春トレイン」とラストアイドルの代表曲ともいえる楽曲を立て続けにドロップ。「大人サバイバー」では冠番組でその練習に密着した“歩く芸術”の一端を垣間見せるフォーメーションを披露。左右に分かれた2組が交差しながら移動し、続いて後ろ向きに歩きながら交差していく場面では、このコンサートに向けて練習を重ねてきた成果が示される形となった。


 ステージには「LaLuce」の阿部菜々実、鈴木、安田愛里が残り、1stシングル「バンドワゴン」のイントロがスタート。2017年12月20日にデビューシングルとしてリリースされ、ラストアイドルにとって歴史のスタート地点となる楽曲を、現在も残る3人のオリジナルメンバーで歌唱。

昼の「ファンが選ぶ楽曲ベスト25」公演ではその3人だけで歌いきっていたが、夜の4周年記念コンサートでは最終的には全メンバーがステージに登場し、33名全員で歌ったのが印象的だった。


 6曲を終えた時点で最初のMCに突入。阿部が「『ラストアイドル4周年記念コンサート』にお越しの皆さん、こんばんはー! 私たち! ラストアイドルです!」と挨拶。メンバーが一人ずつ自己紹介をし、篠原望による「さぁ、ここからは新曲がどんどん続きます!」との振りで次のブロックに突入だ。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「大人サバイバー」Photo: Yoshifumi Shimizu



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「バンドワゴン」Photo: Yoshifumi Shimizu



 ここからは「バカ丸出し」(2期生アンダー)、「炭酸の泡ほど僕は泣いた」(2期生)、「Stupidにもなれずに・・・」(1期生)、「順調な自転」(&M.LLY)、「今夜はUp to you!」(カトレア)、「当たりくじ」(雲の上はいつも晴れ)と、今年リリースした2枚のシングルからカップリング曲を立て続けに投下。


 いずれも配でのみ披露されてきた楽曲ばかりで、有観客のコンサートでは初めてのパフォーマンスとなる今回のステージにファンは大いに喜んでいた。


 続いては、ラスアイメンバーが選んだユニット曲ベスト5のコーナーがスタート。


 5位「あんたは誰だ?」、4位「どれくらい好きになれば」、3位「最後の選択肢」、2位「鼓動の理由」、1位「あやふや」と、ライブで披露される機会の少ないナンバーも含まれた楽曲は、メンバー自身が選んだからこそのラインナップとなっていた。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「バカ丸出し」Photo: Yoshifumi Shimizu



ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「順調な自転」Photo: Yoshifumi Shimizu



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「あやふや」Photo: Yoshifumi Shimizu



 そしてファンを驚かせたのが、AKB48の最新曲「根も葉もRumor」のカバーを披露したこと。同曲を巡っては12月2日放送の「本家が聴かせてもらいます」(テレビ東京系)にて阿部、小澤、山本愛梨、大森莉緒の4人が本家のAKB48とのコラボで超高難度のダンスに挑戦したことが話題になっていたものだ。


 今回は番組に出演したメンバーに籾山、鈴木、米田みいな、相澤瑠香を加えた8人で同曲をワンハーフ尺で披露し、高難度なロックダンスを見事に踊り切った。SNSでは今回のコンサートを配信視聴していたファンから≪鳥肌が立った!≫といった声が続出。

サビで披露されるロックダンス基本の足上げ“ウィッチウェイ”や“タットダンス”の華麗さに酔いしれていたようだ。


 その後は「悪魔のディール」「君のAchoo!」を歌唱メンバーとダンスメンバーに分かれて、大人数グループならではの迫力のあるパフォーマンス。そしてミラーボールが輝く中、ファン投票でメンバーが選ばれたユニット“オレトクナイン”による「瞳キラキラ」を披露。この楽曲は同日昼に行われた、”ファンが選ぶ楽曲ベスト25”公演では見事1位に選ばれた。


 さらにメンバー全員が純白の衣装に身を包み、間島和奏がセンターで「悲しい歌はもう歌いたくない」を歌唱。そして会場中のレーザー照明が飛び交う中で「Everything will be all right」を立て続けにパフォーマンスした。


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「根も葉もRumor」Photo: Yoshifumi Shimizu



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「悪魔のディール」Photo: Yoshifumi Shimizu



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「君のAchoo!」Photo: Yoshifumi Shimizu



 MCパートでは、2021年の活動をもってグループを卒業する水野舞菜が挨拶。「私、水野舞菜はラストアイドルを卒業します。ここまで活動を続けて来られたのもファンの皆様のおかげです」と、あらためて報告だ。


 続けて水野は「私のアイドル人生はこの曲から始まりました」と語り、2期生のデビュー曲「愛しか武器がない」を現2期生9名でパフォーマンス。スクリーンには水野が2期生暫定メンバーとして登場し、ダブルセンターの1人として活動するまでの軌跡を追った映像が映し出され、メンバーにとってもファンにとってもエモいステージとなっていた。


 そして「どんなに好きでいても」を、共に2期生のセンターを長年務めてきた橋本桃呼や、出会った初日のバスで隣同士になった時から仲良しという髙橋美海といったメンバーたちで披露。

曲中では、水野へのメッセージを綴った横断幕を手にしたメンバーたちがサプライズで登場し、これには水野も声を詰まらせながら感動を隠せなかった様子。固いハグを交わしていく姿からは、水野とメンバーたちの深い絆が垣間見れた。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「愛しか武器がない」Photo: Yoshifumi Shimizu



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「どんなに好きでいても」Photo: Yoshifumi Shimizu



 ライブ終盤戦ではまず、殺陣を振付に取り入れた「何人(なんびと)も」を刀を持たないVer.で披露。次いでインドのボリウッドダンスの要素を取り入れた「君は何キャラット?」をメンバー全員でパフォーマンスだ。独特の動きと複雑なフォーメーションが絡み合うダンスからは、ラストアイドルがこれまで幾多の過酷な挑戦に挑んだきた軌跡が感じられた。


 そしていよいよコンサートもクライマックスに突入。「生きてりゃいいことあるもんさ!」とシャウトしながら「愛を知る」をメンバー全員で披露。アップテンポなビートにのせて「これが幸せなんだ 気づかせてくれてありがとう♪」と明るく歌うメンバーの姿に、ファンは大いに盛り上がった。


 そのまま本編ラストの楽曲として「明日の空を見上げるために」を歌唱。阿部が曲中に「みなさんのおかげで4周年を迎えることができました。本当にありがとうございました!」と語りかけ、会場が多幸感に包まれるなかコンサート本編は幕を閉じた。


 ここでステージにはお笑いコンビの「三拍子」が登場。卒業を控えた水野をステージへ呼び込み、水野からファンへのメッセージが語られた。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「何人(なんびと)も」Photo: Yoshifumi Shimizu



ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「愛を知る」Photo: Yoshifumi Shimizu



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コンサート本編ラスト。Photo: Yoshifumi Shimizu



水野「私は2期暫定メンバーとして登場したのが約4年前なんですけど、未だに私がアイドルになれていることが驚きだし、自分は可愛い性格でもないし、歌もダンスも下手だし、自分にも自信がないし…、そんな自分を変えたいと思ってアイドルになったけれど、全然変われなくて、いつもふざけてばっかりで、いつも悔しい時も平気平気って、平気な振りをして、やる気がないんじゃないかって思わせたこともたくさんあったと思います」


「でも、どうやったらアイドルとして人気がでるんだろうと考えたときに、いつもファンの方が《飾らない方がいいよ》《ありのままの私が好きだよ》と言ってくれて、その言葉があったから今の私がいると思います。なので、本当に皆さんと大好きなメンバーがいなかったら、4年間続けることはできなかったと思います。本当にありがとうございます」


「これからの人生において、ラストアイドルで活動した時間は短いかもしれないけれど、絶対に一生忘れることのない思い出だと思うし、これからの人生につないでいきたいなと思います。本当に4年間ありがとうございました!」


 このように水野がファンやメンバーへの想いを話すと、会場からは大きな拍手が贈られた。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
ライブ中には今年卒業する水野舞菜がアップになる場面も。Photo: Yoshifumi Shimizu



 ここから三拍子のリードで、ファンはアンコールを求める手拍子をクラップ。鳴りやまない手拍子に乗ってメンバー全員が登場すると、「誰かの夢が叶ったら」「Hope」「サブリミナル作戦」を、それぞれ1期生、2期生、2期生アンダーが中心となりながらパフォーマンスだ。


 MCでは阿部が「アンコールありがとうございます! みなさんの前でこうやって歌って踊ることができて本当に幸せです! 本当にありがとうございます!」と、アンコールを求めてくれたファンに感謝の言葉を口にした。


 ここからは重大発表の時間。まずはラストアイドルメンバーのみで演じる舞台「球詠~vs 影森・梁幽館編~」が2022年2月17日から上演されることが明かされ、会場からは大きな拍手だ。ほかにもソフトバンクの【5G LAB presents】にて「ラスアイトライブシークレットLIVE!」の配信が決定したことも明らかになった。


 さらに、オープニングアクトで初披露された籾山ひめりのソロ曲「To The Top」が、2022年1月26日に配信リリースされることも発表された。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「サブリミナル作戦」Photo: Yoshifumi Shimizu



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ソロ曲「To The Top」の配信リリースが決まった籾山ひめり。Photo: Yoshifumi Shimizu



 いよいよコンサートも最終盤。阿部が「楽しい時間はあっという間でいよいよ、次が最後の曲になります!」と告げ、最後の一曲にはラストアイドルのライブに欠かせないキラーチューンである「眩しすぎる流れ星」を全員でパフォーマンス。曲中には銀テープも会場に舞い、メンバーはこの日一番の笑顔を見せながら本日のラストを締めくくった。


 楽曲の披露後には「ラストアイドルが4周年を迎えることができたのもみなさんのおかげです。これから先にどんなことが待ち受けていても、みんなで突き進んでいきたいと思います」と阿部が語り、コンサートは幕を閉じた。


 この2021年にはメンバー32名の総当たり戦企画「ラスアイサバイブ」をはじめ、過酷で熾烈な企画を乗り越えてきたメンバーたち。この日のステージには、そんな彼女たちだからこそ見せることができるメンバー同士の絆と想いが詰まっていたに違いない。


ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
「眩しすぎる流れ星」Photo: Yoshifumi Shimizu



ラストアイドル、2年越しの有観客で4周年記念コンサートを開催!
最後は銀テープが会場中を覆った。Photo: Yoshifumi Shimizu



【セットリスト】
<オープニングアクト>
To The Top(籾山ひめりソロ曲)
有頂天LOVE(スマイレージ


<本編>
M01. Break a leg!
M02. 好きで好きでしょうがない
M03. 独り言の存在証明
M04. 大人サバイバー
M05. 青春トレイン
M06. バンドワゴン
M07. バカ丸出し
M08. 炭酸の泡ほど僕は泣いた
M09. Stupidにもなれずに・・・
M10. 当たりくじ
M11. 順調な自転
M12. 今夜はUp to you!
M13. あんたは誰だ?
M14. どれくらい好きになれば
M15. 最後の選択肢
M16. 鼓動の理由
M17. あやふや
M18. 根も葉もRumor(AKB48)
M19. 悪魔のディール
M20. 君のAchoo!
M21. 瞳キラキラ
M22. 悲しい歌はもう歌いたくない
M23. Everything will be all right
M24. 愛しか武器がない
M25. どんなに好きでいても
M26. 何人(なんびと)も
M27. 君は何キャラット?
M28. 愛を知る
M29. 明日の空を見上げるために
M30. 誰かの夢が叶ったら
M31. Hope
M32. サブリミナル作戦
M33. 眩しすぎる流れ星


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