「これからの時代、クルマはEV」「乗るならSUV」と公言するアイドルユニット・純情のアフィリア10期生の寺坂ユミさん(以下、ASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長)。そんな彼女にピッタリのクルマがついに登場しました。
SUVの電気自動車「ARIYA」ってどんなクルマ?
クルマを前に「待ちましたよ。ホントに待ちましたよ」と、乗る前からワクワクしているゆみちぃ部長。というのも1年以上前の春に日産グローバル本社ギャラリー取材時に、日産アリアの展示車両を見ているから(純情のアフィリアが日産の歴史と最新フェアレディZ&GT-Rを学ぶ!)。
未来を感じさせるデザインに、SUVとBEV(電気自動車)というパッケージに、ゆみちぃ部長のガールズハートは、この時からときめきメモリアル。横浜・みなとみらいという地での再開を心に誓ったのでした。多分……。

日産自動車が“Nissan Intelligent Mobility”の旗を掲げて、クルマの電動化・自動化に積極的なのは誰もが知るところでしょう。日産アリアは、同社初のクロスオーバーSUVタイプの電気自動車であり、現在の日産の技術を全部載せた、ある意味「現在の日産の象徴」「フラグシップ」といえるクルマです。薄型のLEDヘッドライトに、Vモーショングリルを巧みに合わせたフロントマスクは実に未来的。丸いヘッドライトのクルマが好きなゆみちぃ部長ですが、イケメンの顔つきを目の前に「カッコイイ!マジでイイ!」と、テンションは早くも爆上がりです。

まずはエクステリアから。都市型SUVと言われるクーペスタイルのボディーは、全長4595×全幅 1850×全高1655mm。




NISSANのエンブレムがイマドキ感のあるものに刷新されたリアまわり。早速リアゲートをあけてみます。「見た目よりは荷物が載らないかも?」と思ってしまうのは、床面が高いから。ですが二重底ですので、荷物の整理はできそう。そして、2列目の背もたれを倒すと、フラットな空間が出現! フラットになればやることはひとつ「荷室で寝っ転がりカット」です。ゆみちぃ部長も分かっているのか観念しているのか「久しぶりですね」と車両へ。

「おぉ!寝れますね」と、ゆみちぃ部長。EVで車中泊という時代、ついに来たのです!





室内をチェックすると「素敵」と思わず心の声がダダ漏れに。「近未来的ですね。



スマホ置き場とUSBまわりもチェック。「USB Type-AとUSB Type-Cの両方を用意しているのはイイですね。でも一番イイのはスマホトレイですね。縦に差し込むのは実にエレガント。ベリーエレガント!」と、どこかの歴史教師のような事を口走ります。筆者も数多くの車内スマホトレイを見てきましたが、この方式はおそらくベストに近いもの。




後席もフラットフロアで広々。「車内で移動する時、こういうフラットフロアだと便利ですね」とニコニコです。そして再びUSBチェック。「おぉ! ここもUSB Type-AとUSB Type-Cの2つを用意していますね。さすがはワシが見込んだクルマ。ベリーエレガント」と、再びゆみちぃ部長は、どこかの寮長のようなことを口走ります。さらに「シートヒーターもついているんですか! これから寒くなるので助かりますね」と手放し絶賛祭。
さて、そんな日産ARIYAの走りは果たしてどうでしょうか?
電気自動車ならではの静粛性と加速の良さ
そして唯一無二のプロパイロット 2.0搭載モデル


「ホントに静か! やっぱり電気自動車はイイですね」と、開口一番から絶賛祭。こちらとしては欠点のひとつでも上げてほしいのですが、ご本人が気に入られているのですから仕方ありません。はじめて電気自動車を運転してもらった時は、戸惑いを感じ「運転するのはちょっと……」という雰囲気だったのですが、今や電気自動車至上主義。「音もなくスーッと加速する感覚はホントいいですね」と楽しそうです。

クルマそのものはちょっと大きいのですが「視界が広いから、あまり大きさは気にならないですね」というように、運転に慣れていなくても不安感は少ないようです。「乗り心地もいいですね。バッテリーの分、車体が重たく低重心ということもあるのでしょうけれど、地面にピターっと感じ。いいじゃないんですかね」というから、モッサリしているクルマなのかとそうではなく。「パワーがあるから鈍重な感じがしないんですよ」。
さらにゆみちぃ部長が大好きなプロパイロット 2.0の最新バージョンを搭載。高速道路でのハンズオフに対応しています。残念ながらこちらは試せていないのですが「静かに高速道路でハンズオフ体験、絶対にやってみたい!」というわけで、何かの機会で試してみましょう。なお、スカイラインではすでに体験しています(ハンズオフでドライブできたら最高! 日産のプロパイロット 2.0で高速道路を走る)。

そんな日産アリアで気になるのは走行距離。B6というシングルモーターの66kWhバッテリー搭載モデルで航続距離470km(WLTC)です。
電気代は1kWhあたり27円くらいですので、1800円弱。圧倒的コスパの高さです。ガソリンで470km分を給油したら、リッター20kmのクルマで23.5リットルは必要。イマドキのレギュラーは160円ですから3760円かかります。お財布に厳しい部長の目がキラキラと輝いていたのは言うまでもありません。

「充電器が設置できるなら、すごく魅力的ですね」と、日産アリアにゾッコンLOVEのご様子。「電気でSUV、日産アリアいいなぁ」と、帰りの京浜東北線の車内で、もらったカタログを見ていたとかいないとか。「今日はちょっとしか乗れなかったので、今度ゆっくり乗りたいです」というので、何か企画を考えたいと思います。
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寺坂ユミ(てらさかゆみ)プロフィール

1月29日愛知県名古屋市生まれ。