2024年5月3日11時22分(日本時)をピークとする強力な太陽フレアが発生しました。画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが13.1nmの波長の極端紫外線で撮影したものです。

太陽面の中央上に極端紫外線で明るく輝くフレアが映っています。

このときの太陽フレアは「X1.6」に分類される大規模なものでした。太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。

こちらの映像は、5月3日の太陽フレアを13.1nm、17.1nm、19.3nm、21.1nm、30.4nmの波長で撮影したものです。

波長によって見える温度領域が異なります。なお映像中の時刻表示は世界時になっています。

(参考記事)最強Xクラスの太陽フレアが頻発! 観測衛星がとらえた太陽表面の爆発現象

Image Credit: NASA/SDO
Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org

(参照)NASA blog - Solar Cycle 25、Helioviewer.org

大きな画像はオリジナルサイト(アストロピクス)をご覧ください。