風水害や熱中症、落雷等のあらゆる気象リスク対策に貢献　建設土木等の現場の安全管理と作業効率化を支援するNETIS認定「お天気クラウド」の新システム提供開始

日本気象株式会社(本社：大阪市北区、代表取締役：鈴木 正徳)は、建設・土木業界等に向けた気象情報システム「お天気クラウド」を大幅に改修し、2025年6月2日に新しいシステムとして提供を開始いたします。本サービスは、風水害から熱中症対策、地震災害のBCP対策まで、気象観測機器などの機材なしですぐに使える本格的な気象情報システムとして、現場の安全管理と作業の効率化を強力に支援します。本システムの刷新により、物流業界やプラント等の施設管理のBCP対策にも貢献いたします。画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_1.jpg気象情報システム「お天気クラウド」【背景 -6月1日施行の厚生労働省「労働安全衛生規則改正」対応にも活用-】ビジネスにおいて気象条件が仕事を左右する業種は数多くあります。建設現場では、熱中症や強風、施設管理では落雷や風水害対策などの専門的な気象情報が不可欠です。6月1日から厚生労働省より労働安全衛生規則改正が施行され、職場の熱中症対策が義務付けられました。また各地で落雷等による事故なども発生しており、気象防災対策は急務となっています。【「お天気クラウド」について】「お天気クラウド」は、2012年にサービスの提供を開始した、国土交通省NETIS(新技術情報提供システム)に登録される気象情報システムです。今回の新システムの提供では、建設・土木の現場のニーズに応える形で、現場で必要とされる情報や、現場管理機能の拡充、操作性を考えた直感的なUIの研究と実装を行いました。風水害や熱中症、落雷等の気象リスクが高まる中で、作業ロスや機会損失のリスクを軽減しながら、安全管理を行うための機能強化を行っています。また報告書作成等の事務作業の効率化や、高精度の気象情報の提供によりコストの削減に貢献いたします。現場の防災管理の負担を軽減し、気象対策をスマートに支えるツールとして提供いたします。お天気クラウドは、マップをベースとしたメイン画像で様々な防災情報を表示。マップ上の登録地点についてはピンポイントの降水、風、発雷、熱中症、台風、降雪などの予測情報を最大10日先まで、一画面でみられる表やグラフ形式で提供します。また、報告書に掲載しやすいダッシュボード形式を採用し、気象データ管理の効率化を図ります。・お天気クラウドについて： https://otenkicloud.n-kishou.co.jp【主な強化ポイント】・熱中症対策に役立つ機能を強化6月1日に施行される厚生労働省の労働安全衛生規則改正に合わせて、熱中症対策に役立つWBGT値予報やアラートメールの機能を強化しました。熱中症警戒アラートのメール配信にも対応します。・突然の落雷にも備えるアラート機能各地での落雷事故が注目される中、事前の防災対策は急務となっています。天気の急変にも対応するアラート機能で突発的な災害も備えることができます。柔軟な配信機能を備えており、登録地点について「雨や雷、強風等が差し迫った時」「基準を超える予測があった時」「気象庁の防災情報」を通知するアラート機能を完備しています。また現場共有でのサイネージに活用できる専用Web画面も提供しており、多角的な機能で現場環境をサポートします。・高品質な過去の気象データでコスト削減に登録した地点の過去の気象データを1年以上遡って検索が可能です。これにより、気象センサー不要で公共工事のエビデンスや事故調査などに活用できる高精度な気象データを参照することができ、コスト削減にも貢献します。・複数の現場の登録・管理も容易に地点登録や配信設定が容易になり、追加・変更もユーザ側で柔軟に対応が可能です。地点登録は、住所、緯度経度、ランドマーク(駅名、ビル名等)から検索を行って設定します。Excelによる複数の現場の一括登録も可能です。・現場で必要な情報を網羅様々な工種(道路工事や河川工事、橋梁工事など)に対応する高精度の気象予測をご提供します。キキクルや河川洪水予報、降雪量予測や視程予測などを新たに追加しました。熱中症指数はWBGT値の提供も開始します。・風水害等のBCP対策に貢献洪水や津波の浸水想定区域、土砂災害警戒区域の情報を反映しています。また登録地点毎の台風襲来予測や、地震の震度情報の分析機能を提供し、初動体制の構築を支援します。現場だけでなく本社のリスクマネジメント部門のBCP対策にも貢献します。お天気クラウドは、今後も河川水位観測データの実装などの機能強化やシステムの改善を予定しています。建設・土木現場をはじめとするさまざまな業界における気象リスク管理と業務効率化を支援し、安全で持続可能な社会の実現に貢献してまいります。画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_2.pngマップをベースとしたメイン画面画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_3.png高精度な過去気象データ画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_4.png柔軟に地点や設定登録が可能画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_5.png熱中症予測画面画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_6.png熱中症アラートメール画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_7.pngハザードマップで登録地点の災害リスクを確認画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/438032/LL_img_438032_8.png登録地点一覧における台風襲来予測【日本気象株式会社について】日本気象株式会社は、「Earth Communication Provider」として、気象情報を通じて人々の暮らしを豊かにし、社会の発展に貢献することを目指しています。大阪、東京、デンマークにオフィスを構え、長年の気象予測・解析のノウハウを活かして、防災、環境・エネルギー、データサイエンスなどの幅広い事業活動を行っています。本社所在地： 大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 29F代表者 ： 代表取締役 鈴木 正徳URL ： https://n-kishou.com