「土木学会DEI行動宣言」を策定しました

公益社団法人土木学会（会長 佐々木葉）は、DEIに関する土木学会としての方針を明言した「土木学会DEI行動宣言」を2025年5月16日理事会で決定し、2025年6月4日に公表しました。本宣言は、2015年に公表した「土木学会ダイバーシティ＆インクルージョン行動宣言」を、多様性、公平性、包摂性の考え方のもと、土木学会及び土木学会会員が行動すべき事項を宣言するとともに、土木界に期待する事項を示し、「土木学会ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン（DEI）行動宣言」として改訂したものです。改訂の要点は、エクイティの概念の追加、多様性が障害の有無を含むことへの言及、女性・外国人・障害者などのマイノリティ当事者の参画の促進、社会基盤整備における多様なエンドユーザーへの対応の明示、となっております。画像 : https://newscast.jp/attachments/avk9qohhSst5nN6SWGcw.png改定の背景と経緯土木学会は2015年5月に「土木学会ダイバーシティ＆インクルージョン（D&amp;I）行動宣言」を策定して、D&amp;Iの推進によって土木界が社会情勢の変化に柔軟に対応し、社会資本整備の未来を切り拓くことを目指しました。当時の社会情勢として、人口減少や少子高齢化、福祉ニーズの高まり、グローバル化の進展が挙げられていましたが、 近年これらは一層進んでいます。加えて、自然災害の激甚化・頻発化、地域コミュニティの崩壊など、 土木を取り巻く社会課題は益々多様化しています。土木学会においては、2015年のD&amp;I行動宣言策定以降、多様な人材が活躍する交流プラットフォームの構築などに取り組み、D&amp;I の概念浸透や多様なキャリアの理解を進めることができました。また初の女性会⾧就任、外国出身技術者を主体とする委員会の発足などの進展もありましたが、役員及び会員に占める女性比率は拡大できていない状況にあります。そのような学会の状況と、社会におけるD&amp;Iに関する理解の広がりや深化が進んでいることなどを踏まえ、2024年度に第112代土木学会会長による「土木学会の風景を描くプロジェクト」の一環として「D＆I行動宣言フォローアップWG」を設置し、社会の変化等に対応して2015年の行動宣言を改訂するための活動を行い、本WGによる案を土木学会の理事会において複数回議論し、2025年5月16日開催に開催した2024年度第6回理事会にて承認され、土木学会として宣言を発出いたしました。「土木学会DEI行動宣言」を策定しました。 | 土木学会 DEI委員会 : https://committees.jsce.or.jp/diversity/node/95土木学会DEI行動宣言｜公益社団法人土木学会【公式note】 : https://note.com/jsce/n/n42434d0dde40土木学会DEI行動宣言の概要土木学会及び会員によるDEI推進の３つの柱１ 認め合う ～多様性を尊重し、ちがいを認め合う～土木において、さらに質の高い社会基盤を整備していくため、エンドユーザーやその整備を担う技術者、専門家は多様であることの認識を深め、相互に多様性を尊重し、ちがいを認め合う。２ 発揮する ～多様な人材が参画し、自らの能力を発揮する～社会基盤へのニーズの多様さと変化に対応するよう、マイノリティ当事者を含め、その整備に関わる主体の創造性・柔軟性・問題解決能力などを高め、社会に貢献する。３ 育つ ～多様な人材や組織が自ら育ち、魅力ある土木界をつくる～土木界を担う多様な人たちが土木界に魅力を感じて関わり、自律的に成⾧し、その能力を発揮できるよう、人材と組織が成長する取り組みを進め、魅力ある土木界をつくる。主体別の取組み① 土木学会土木学会の役員及び各組織は、本行動宣言を率先して実行し、土木学会及び土木界全体を牽引する。② 土木学会会員会員一人ひとりが本行動宣言に基づき、様々な場面においてDEI の推進に努める。③ 土木学会DEI委員会DEI委員会は土木学会におけるDEI 推進の核としての役割を担う。④ 土木界土木に関わる産業界、行政機関、教育研究機関が、自組織におけるDEI 推進に努め、社会基盤整備において本行動宣言を取り入れることを期待する。DEIに至る土木学会の道のり2004 土木学会 教育企画・人材育成委員会にジェンダー問題検討特別小委員会 が発足2006 男女共同参画小委員会 に名称変更2010 ダイバーシティ推進小委員会 に名称変更2014 ダイバーシティ推進委員会 として独立2015 土木学会D&amp;I行動宣言 発表https://committees.jsce.or.jp/diversity/node/242020 ダイバーシティ推進委員会を ダイバーシティ・アンド・インクルージョン（D＆I）推進委員会 に名称変更2020 JSCE2020プロジェクト「土木D&amp;I2.0」の実施（～2024）2024 2024年度会長特別プロジェクト「土木学会の風景を描くプロジェクト」にD&amp;I行動宣言フォローアップWG を設置https://committees.jsce.or.jp/2024_Presidential_Project/D%26Ifollow2025 土木学会DEI行動宣言 発表https://committees.jsce.or.jp/diversity/node/952025 D＆I推進委員会をDEI委員会 に名称変更https://committees.jsce.or.jp/diversity/本件に関する問合せ先土木学会DEI委員会 幹事長 竹之内綾子（dandi@jsce-ml.jp）https://committees.jsce.or.jp/diversity/公益社団法人 土木学会 会員・企画課 （education@jsce.or.jp）TEL 03-3355-3435FAX 03-5379-2769土木学会DEI行動宣言_0.pdf : https://newscast.jp/attachments/K6NXtJ2ACAVT8bD43Y54.pdf土木学会DEI推進宣言_資料編_2.pdf : https://newscast.jp/attachments/j9QtvMZcg9Ug6yDnv6yC.pdf土木学会DEI行動宣言_リーフレット（A4二つ折り）_1.pdf : https://newscast.jp/attachments/CSRTsEUyjMvmOtLZSSRh.pdf土木学会DEI行動宣言_記者発表スライド_1.pdf : https://newscast.jp/attachments/VXZ1OHXcddBnXg9tXRu1.pdf

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