ブレインパッド、受診前の患者行動を可視化する分析サービス「ペイシェントインサイトBI」を7月1日より提供開始

株式会社ブレインパッド（本社：東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下：ブレインパッド）は、患者中心の医療（ペイシェント・セントリシティ）の実現に向け、患者の受診前行動を多角的に分析する新サービス「ペイシェントインサイトBI（ペイシェントインサイト・ビジネスインテリジェンス）」の提供を、7月1日より開始することを発表します。 「ペイシェントインサイトBI」は、Web行動データやSNSデータなどの生活者起点のデジタルデータを活用し、患者が受診に至るまでの情報探索や行動プロセスを分析・可視化します。これにより、患者がどのような症状を感じ、どのような情報を探し、何に不安や迷いを抱いているのかを具体的に探索し、患者理解の深化や疾患啓発の施策設計に貢献します。画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/440759/img_440759_2.png■「ペイシェントインサイトBI」サービス開発の背景 近年、医療業界全体でペイシェント・セントリシティの考え方が重要視され、「薬剤を売る」活動から「患者に寄り添う」活動への価値転換が起こっています。患者をより深く理解するために、多くの企業が患者との対話やレセプトデータを活用し、受診後を見据えた患者像の構築に取り組んでいます。 患者を理解し、その行動変容を促すためには、患者がどのような状況でどのような症状を感じ受診に至ったのか、どのような情報を探し、何に不安を抱いているのかなどの、受診前の患者行動への具体的な理解が不可欠です。ブレインパッドは、製薬企業を中心としたヘルスケア業界に向けて、創薬からマーケティング・営業活動の計画支援など多面的な分析支援を行ってきました。これらのノウハウを活用し、患者の受診前行動を多角的に分析する新サービス「ペイシェントインサイトBI」の提供を開始します 。■「ペイシェントインサイトBI」の概要 本サービスは、患者が受診に至るまでの情報探索・行動プロセスの分析・可視化を支援します。Web行動データやSNSデータなどの生活者起点のデジタルデータを活用し、症状への気づき、不安の表出、疾患の認識、受診に至るまでの行動を抽出・分析します。このように、患者がどのような症状を感じ、どのような言葉で情報を探し、どのような不安や迷いを抱えているのかを具体的に探索することで、患者理解の深化や、疾患啓発の施策設計に貢献します。 例えば、初めて参入する領域への適応や新薬の販売開始（上市）を行う製薬企業においては、疾患や患者像の具体化は、提案精度の向上に役立ちます。また、患者の受診前行動の可視化は、社内教育資材やMR向け説明会の設計、患者向けコンテンツ企画に活用できます。そして、これらの成果は、医療機器・健康食品メーカー、ヘルスケアサービス提供者、保険会社など、生活者の健康行動に関与する多様な企業への展開も可能です。画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/440759/img_440759_3.png 当社は、累計1,400社以上へのデータ／AI活用実績を通じて培った分析力を有しており、「受診前の患者行動」という膨大で非構造なデータに対しても、生成AIなどの先進技術も活用して多角的に捉えることが可能です。ビジネスインテリジェンスに特化した専門チームが、患者のペインポイントや患者との適切な接点の抽出などを目的に据えて分析を進めます。さらに、単発での分析にとどまらず、企業内データを活用した追加分析やレポートを基にした施策立案まで柔軟に対応し、自走化を見据えた伴走型の支援も推進してまいります。 また、ブレインパッドは、「ペイシェントインサイトBI」を、本年7月9日より開催される「ファーマDX」に出展します。＜出展情報＞イベント名： ファーマDX公式URL： https://www.interphex.jp/tokyo/ja-jp/about/pdx.html会期： 2025年7月9日～11日会場： 東京ビッグサイト●株式会社ブレインパッド エンタープライズユニット統括ディレクター 鵜飼 武志からのコメント ブレインパッドは、健康・疾患と向き合う際の、個々人の“悩みや不安”や“本当に得たい情報”を浮き彫りにすることで、情報の非対称性が起きやすい医療業界に、データ起点でももっと貢献できるのではないかと考えています。 今回提供を開始する「ペイシェントインサイトBI」は、受診勧奨やアンメットメディカルニーズ（*1）探索に新たな示唆をもたらすことで、業界全体で目指している「ペイシェント・セントリシティ」の実現に貢献したいと考えています。●株式会社ブレインパッド アナリティクスコンサルティングユニットBI推進室長 塩見 佳大からのコメント ブレインパッドのBI推進室では、企業内外の多様なデータを統合・活用し、意思決定の質とスピードを高める支援を行っています。多様化する情報環境の中で、構造化されていない情報も含めた示唆の抽出が重要と考えており、「ペイシェントインサイトBI」も、そうした取り組みのひとつと位置づけています。より深い患者理解と、データに基づく戦略立案を支えることで、医療業界における新たな価値創出を後押ししてまいります。●ペイシェントインサイトBIに関する詳細は、こちらよりご覧いただけます。https://www.brainpad.co.jp/services/professionals/patientinsights-bi.html(*1) 医療現場において、まだ有効な治療法が見つかっていない、または現在の治療法では十分な効果が得られない疾患に対する医療ニーズ■ご参考情報●株式会社ブレインパッドについて https://www.brainpad.co.jp/（東京証券取引所 プライム市場：証券コード 3655）本社所在地：東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ設立：2004年3月代表者：代表取締役社長 関口 朋宏資本金：597百万円（2024年6月30日現在）従業員数：545名（連結、2024年6月30日現在）事業内容：データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス■お問い合わせ先●製品・サービスに関するお問い合わせ株式会社ブレインパッドe-mail：info@brainpad.co.jp＊本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。＊本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。以上