スマートフォンスマホ)決済サービスのPayPayは7月10日、インバウンド(訪日外国人旅行客)向け決済サービスを充実させるために、中国のAlipayと韓国のKaKaoPay、香港のAlipayHKに対応したと発表した。今秋以降、PayPayの加盟店で三つのサービスが決済できるようになる。


 東京五輪後の2020年9月末まで、QRコードをユーザーが読み取る「ユーザースキャン(スキャン支払い)」方式で利用した場合は、加盟店が支払う決済システム利用料を無料にする。
 三つのサービス対応は、中国のアント フィナンシャル サービスグループの日本法人であるアント フィナンシャル ジャパンと基本合意したことで実現した。
 Alipayは、中国のアント フィナンシャル サービスグループが提供するサービスで、中国人向けオフライン決済サービスを世界50以上の国と地域で提供し、アクティブユーザー数が10億人以上。海外を旅行する中国人観光客や中国の越境ECサイトを利用する海外顧客の決済を可能にしている。
 KaKaoPayは、韓国KaKao Corpが提供するサービスで、ユーザー数が2300万人、加盟店数が2万2000店舗。AlipayHKは、アリペイ香港が提供するサービスで、ユーザー数が200万人、加盟店数が5万店となっている。
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