ファーウェイは11月14日、SIMフリースマートフォンスマホ)の新製品として「HUAWEI nova 5T」を発表した。税別価格は5万4500円で、11月29日に家電量販店やECショップ、MVNO各社で販売を開始する。


 同社が国内で発表会を開催してスマホの新製品を発表するのは、5月の「HUAWEI P30」以来、半年ぶり。米中貿易摩擦の影響で、新たに販売するスマホにGoogle PlayストアやGMS(Google Mobile Service)が搭載できない状況が続いているが、HUAWEI nova 5Tはこれらのサービスに対応している。
 約6.26インチ(2340×1080ドット、412ppi)のディスプレイを搭載するAndroidスマートフォンで、ノッチを排除してパンチホールのようにインカメラのレンズを画面上に搭載しているのが特徴。パンチホールの幅がわずか4.5mmで、画面占有率が約91.7%を実現している。
 指紋センサーのアプローチも新しい。センサーを搭載したのは、側面の電源ボタン。電源オンと指紋認証を一体化することで、起動時間を短縮。ロック解除自体も約0.3秒と高速だ。
 さらに、背面には四つのカメラ(超広角カメラ、メインカメラ、被写体深度補助カメラ、マクロカメラ)を搭載している。メインの有効画素数は約4800万画素。10万2400というISO感度と合わせて、一眼ミラーレス並みの高性能を実現している。また、被写体深度補助カメラによってポートレートモードのクオリティも向上。
より自然なボケ効果が演出できるようになった。
 8GBのRAM、128GBのROM、HUAWEI Kirin 980のCPUを採用。新たにEROFSを搭載することで、ファイルの読み込み速度を高速化している。バッテリ容量は3750mAh。22.5W急速充電に対応し、30分で最大50%の充電が可能だ。カラーは、ミッドサマーパープル、クラッシュブルー、ブラックの3色。
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