サンケイリビング新聞社が発行するフリーマガジン『あんふぁん』『ぎゅって』と、小学館が発行する学習雑誌『めばえ』『幼稚園』は、両誌が行っている「こどもりびんぐ」プロジェクト企画の第2弾として実施した、「こどもリサーチ」第2回調査の結果を、2月5日に発表した。調査テーマは「スマホ決済」。


 「スマホ決済」に関する調査は、サンケイリビング新聞社の公式サイト「リビングWeb」「あんふぁんWeb」「ぎゅってweb」「シティリビングWeb」の各会員である、全国の子どもを持つ女性396人、男性24人を対象に、2019年12月25日~2020年1月5日の期間に実施された。
 調査対象のスマートフォン決済は、「auペイ」「Origami Pay」「QUICPay、」「d払い」「Famiペイ」「メルペイ」「PayPay」「モバイルSuica」など交通系ICカード、「モバイルWaon」「LINE Pay」「楽天Edy」「楽天ペイ」。
 ママ・パパによるスマートフォン(スマホ)決済利用率は、第1位がPayPay、第2位が楽天ペイ、第3位がLINE Payだった。
 一方、スマホ決済の利用満足度では、第1位を楽天ペイ、第2位をメルペイ、第3位を楽天Edyが獲得している。
 同調査では、利用しているスマホ決済の感想や、改善してほしいこと、利用先や利用頻度、1回に使う金額、使う際の工夫、これまで最も高額の決済金額、家計簿をつけているかどうか、子どもに金銭教育を始めているか、などについて尋ねた。
 家計簿をつけている人のスマホ決済利用率は67.4%で、つけていない人の利用率49.5%と比較して17ポイント以上の差がついている。また、スマートフォン決済を利用している家庭の方が、子どもへの金銭教育を始めている人が多いことも明らかになった。
 スマホ決済の不満点は、「どれがお得なのか分かりづらい」「電源がなくなると使えない」「データ流出が不安」「端末の故障が不安」「スマホ決済できるかどうか、どれが使えるかが分かりにくい」が上位を占めている。
 こどもりびんぐは、あんふぁん、ぎゅって、めばえ、幼稚園の各誌が子ども向け媒体で培ってきた知見をもとにスタートしたプロジェクトで、「現代のこどもたち」の実像を明らかにするために立ち上げられた。
 両社の会員ネットワークを活用した調査・分析、両社の媒体を活用した調査結果の発信を行っており、今後はプロモーションの枠を越えたマーケティング領域全般への展開も視野に入れている。
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