日経リサーチは、iPhoneの日本における強さの理由を探ることを目的にスマートフォンスマホ)ユーザーに対して実施した、ユーザーの属性や継続理由に関する調査の結果を5月28日に発表した。

 同調査は、全国の日経リサーチモニターを対象に2019年12月12~17日の期間に行われ、1623人から有効回答を得ている。

 調査対象者に、それぞれが使用するスマホの継続意向を尋ねたところ、iPhoneユーザーはXperia、AQUOSのユーザーと比較して「絶対に同じ端末(機種)を選ぶ」が高く(iPhone:27.1%、Xperia:8.2%、AQUOS:3.5%)、多くの固定ファンを抱えていることが分かる。
 日経リサーチが独自の手法である「CrossRanking」を用いて、iPhoneユーザーからのアンケート結果を分析したところ、iPhoneユーザーは継続意向の強さで「ロイヤルユーザー」「一般ユーザー」「離反予備ユーザー」に分けられる。
 iPhoneユーザーのうち、“次も絶対にiPhoneを選ぶ”というロイヤルユーザーは、その理由として多くの人がデータの移行が楽であることを挙げている。そのほか、故障しない信頼性、所有するiPadやMacBookと同期できる点も評価された。
 “次もおそらくiPhoneを選ぶ”という一般ユーザーは、継続理由としてiPhoneに慣れているため、他の機種に乗り換えると操作を覚えるのが面倒という意見が多い。また、iPhoneの悪い点としては、充電がもたないこと、頻繁にOSのアップデートが行われることを挙げる意見がみられた。
 一方、次のスマートフォンにiPhoneを選ぶかどうかについて、「どちらともいえない」「iPhoneを選ばない」という離反予備ユーザーでは、継続しない理由としてiPhoneの端末価格の高さを挙げる意見が多かった。
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