全国の主要家電量販店やECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年2月のSIMフリースマートフォンスマホ)の販売台数前年同月比は184.7%だった。前月も132.9%と好調だったが、新生活需要も取り込んで、さらに上昇幅を広げている。


 直近1年のメーカー別の販売台数シェア推移をみると、市場の勢力図が激しく変動している様子がうかがえる。ファーウェイに代わって、躍進を遂げているのはOPPOとシャープ。それぞれ20%前後のシェアでトップ争いを繰り広げている。
 楽天モバイル専用端末を販売するTinno Mobile Technologyの成長も目覚ましい。コスパモデルの存在感が増しているシャオミも、じわじわとシェアを上げてきている。また、推移では示していないが京セラも販売台数前年比で251.2%を記録するなど勢いがある。
 シリーズ別の販売台数ランキングでは、OPPOの「OPPO Reno3 A」がトップを維持しているが、以下は入れ替わりが激しい。Tinno Mobile Technology(楽天モバイル)のRakuten Handが2位、Rakuten Miniが4位に急上昇。さらに、シャープの発売間もない「AQUOS sense4 lite SH-RM15」が3位に入るなど、大混戦の様相だ。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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