同現象は9月15日から発生しており、これにより一部の会員の情報が漏えいした可能性があることが、9月19日に判明している。
情報が漏えいした可能性があるのは、
「ニトリネット」に会員登録したユーザー
「ニトリアプリ」に会員登録したユーザー
「シマホネット」においてニトリポイント利用手続きを行ったユーザー
「シマホネット」に会員登録したユーザー
で、約13万2000アカウントに不正ログインが行われたとみられる。
不正ログインによって、第三者に閲覧された可能性がある情報は、メールアドレス、パスワード、会員番号、ニトリメンバーズの保有ポイント数、氏名、電話番号、住所、生年月日、性別、建物種別(戸建、集合住宅)、エレベーター有無、一部が目隠しされたクレジットカード番号、有効期限。
今回の不正ログインには、同社以外のサービスから流出したユーザーIDとパスワードを利用した「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」という手法が用いられたと考えられることから、不正ログインされた可能性のあるユーザーのアカウントに対して、順次パスワードのリセットを行っていく。
さらに、新たな不正ログインを防ぐために、セキュリティ機器を強化するとともに、さらなる強化策も検討しているという。
同社は、パスワードのリセットを行ったユーザーに対して、メールでの連絡を行っており、次回に同社のサービスを利用する際にはパスワードの再設定を求める。
なお、同社グループではクレジットカード決済に必要な情報をグループのシステム上に保持していないため、今回の不正ログインによってクレジットカード決済が実行されることはない、としている。
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