キングソフトは、AIサービスロボット「Lanky Porter(ランキーポーター)」をサトフードサービスが展開する和食ファミリーレストラン「和食さと」90店舗に追加導入し、計151店舗への導入を完了した。

●和食さと店舗の約80%で活躍
 和食さとは、きめ細かくスムーズな配膳が可能であることを重視して配膳ロボットの導入を検討していた。
「繊細に盛り付けられた和食膳メニューの配膳を安心して任せられるパートナーと取り組みたい」とのニーズに合わせて、キングソフトの社員が店舗ごとに設計やレイアウトが異なることなどの課題がある中で、導入先全店舗に店内でのロボットの走行スピードやルート設定などを細かく検証し、店舗ごとに最適な設定を行って解決策を導き出したことが高く評価され、和食さとにLanky Porterの導入が決定となった。
 さらに、品質が安定していること、運用コストを含めても十分な費用対効果が得られること、万が一、備えた保守サポート内容が充実していることから、今回の90店舗へのLanky Porter追加導入に至った。追加導入によって、配膳ロボットを導入している和食さと店舗のうち、約80%に相当する151店舗でLanky Porterが活躍していることになる。
 Lanky Porterは、運搬や配膳を自動化するAIサービスロボットで、機体の底の六つのローラーと搭載されているカメラ・センサーによって、安全で自由自在な走行を可能にしている。最大4層まで調整できる棚の上に届けたい物を配置することで、さまざまな物の運搬など、用途に合わせた自動配膳・運搬を実現する。
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