――『コンフィデンスマンJP』で長澤まさみさん、東出昌大さん、小日向文世さんが演じるキャラクターは、それぞれ「ダー子」、「ボクちゃん」、「リチャード」と個性的な名前が付いていますよね。どのようにして名前をつけたのでしょうか。
今回のドラマでは、「ちゃんとした名前じゃなくて、愛称なのか何なのか分からないような名前にしたい」と思っていました。特にボクちゃんは、最初の段階から決めていた名前でしたね。ダー子については、最初のプロットではキング、クイーン、ジャックのクイーンのイメージで「姫」と書いていて。リチャードも最初は「おじじ」でしたね。
――その2人の名前が変わった理由は何だったんでしょうか。
いろいろあったんですが、姫は長澤さんをイメージしながら「もっと面白い名前ないかなぁ」と考えて、何となくダー子になりました。リチャードは、ぜんぜん別のキャラクターに使う予定の名前だったんですが、そのキャラクターがいなくなっちゃって。それで小日向さんのキャラクターに使うことにしました。「小日向さんがやってくれるなら、リチャードって名前だと面白いな」と思って。
――小日向さんの役名がリチャードって、合っていないようで凄く合っている気もしますし、不思議です(笑)。