14日(現地時間)、暗号通貨および株式取引プラットフォームであるイートロ(eToro)が、ナスダック上場初日に株価が30%近く上昇し、成功的なデビューを終えた。
イートロが上場直前に公募価格を全面的に上方修正した決定が肯定的な影響を与えたと分析される。
イトログループ(ETOR)の株価は、この日ナスダックで1株当たり67ドルで取引を終え、公募価格52ドルに比べて28.9%上昇した。取引中、一時は74.26ドルまで上昇したが、その後、多少の調整を受け、時間外取引では0.7%下落した66.53ドルを記録した。これにより、イートロの時価総額は55億ドル(約8045億円)を超えた。
上場一日前の13日、イートロは公募価格を従来の提示範囲であった46~50ドルを上回る水準に上方修正し、合計6億2000万ドルを調達した。当初、同社は1000万株を発行して5億ドルを調達する計画だったが、最終的に伊藤忠商事と既存株主が半分ずつ分けて1192万株以上を売却した。
イートロは、米国証券取引委員会(SEC)に提出した5月5日付の書類で、BlackRockが運用する一部のファンドと口座が公募時に最大1億ドル相当の株式購入に関心を表明したと明らかにした。
イートロのライバルであるロビンフッドマーケッツ(bHOOD)は同日、1.9%下落して61.39ドルで取引を終え、時間外取引ではさらに1.63%下落して60.39ドルを記録した。
イートロは公示で、2024年の暗号資産関連の総収入(取引手数料と出金手数料を含む)は121億ドルとなり、2023年の34億ドルから大幅に増加したと述べた。また、2025年第1四半期には、全体の取引手数料のうち、暗号資産が占める割合が37%に減少すると予想したが、これは2024年第1四半期の43%よりは低い数値だ。

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