カナダの「ソル・ストラテジー」、ナスダック上場申請…ソラナ生態系拡大本格化

ソラナ(Solana)エコシステムに集中投資しているカナダ企業Sol Strategiesが米国証券取引委員会(SEC)にナスダック上場のための書類を提出した。このニュースが伝えられた直後、当該企業の株価は4%以上上昇した。


ソル・ストラテジーは最近、米国証券市場に上場するための要件である「Form 40-F」をSECに提出した。カナダに本社を置く企業が米国証券取引所に上場しようとする場合、このフォームの提出は必須だ。

会社が承認された場合、ソル・ストラテジーの株式は「STKE」というティッカーでナスダックに上場される予定だ。現在、同社はカナダ証券取引所(CSE)に「HODL」というティッカーで上場している。

世界で2番目に大きい取引所であるナスダックは、約30兆1200億ドル規模の時価総額と3300以上の上場企業を保有している。一方、CSEには4月30日現在、762銘柄が上場しており、ソル・ストラテジーにとってははるかに大きな市場に参入することになる。

今回のSEC提出のニュースの直後、ソル・ストラテジーの株価は18日、一時2.42カナダドル(約1.76ドル)まで急騰し、2.38カナダドル(約1.73ドル)で取引を終え、4.39%上昇した。

ただし、株価は依然として年初比17%下落しており、1月22日に記録した史上最高値6.1カナダドルから約61%下落している状況だ。同社は今年第1四半期(3月31日終了)基準で350万ドル規模の純損失を記録したと今月初めに発表していた。

一方、ソル・ストラテジーは「ソラナ準備金戦略(Solana Treasury Reserve Strategy)」の一環として、大規模なSOLの購入を継続している。6月2日現在、同社は合計42万個以上のSOLを保有しており、これは約6132万ドル規模に相当する。
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