老人ホーム「サニーライフ」、割高なサービスを毎日、入居老人に押し売る“銭ゲバ体質”

 また、入居時には空気清浄機や靴、ひげ剃り、温度計、収納棚など施設側が提示した備品一式を買うことになるという。値段は5~7万円。前出の元入居者家族は「ほかでも買えるようなものだが、それを買わなければいけないような雰囲気だった」と振り返る。

 各種有料サービスに関し問題なのは、認知症の入居者が多いなか、本人が健康管理上のリスクや有料であることをきちんと理解した上で利用しているのか甚だ疑問であることだ。前出の家族によると、抗議後、施設側は認知症の入居者に関し利用上限額を月1万円に定めたという。が、他の入居者にどこまで徹底されているかは定かでない。

 というのも、こんな内部資料が存在するからだ。「売店販売伝票」と題された1枚紙がそれである。1日ごとの某施設における入居者ごとの注文商品名や数量、金額が職員によって手書きで記入されているのだが、筆者が入手したものを見ると、「入居者様サイン」のところはすべて空欄になっている。本人の同意をきちんと確認した上での販売だったのか、かなりの疑いがある。

 前出の家族は「お菓子が何個も入った袋を職員がぽんと入居者のところに置いていくだけのこともある。そうしたら、本人は全部食べちゃいますよね」と憤りを隠さない。

売り上げノルマ達成のプレッシャー

「押し売り」とも呼んでいい職員による行き過ぎた行為がどれだけ横行しているかはわからない。ただ、有料サービスの利用が高額に上りがちなのは実態として確かで、それは職員による熱心な売り込みがあるからだと思われる。それもそのはずで、職員に対しては日々、売り上げ増加に向け本社から強烈なプレッシャーがかかっているのだ。


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