老人ホーム「サニーライフ」、割高なサービスを毎日、入居老人に押し売る“銭ゲバ体質”

 筆者が入手した内部資料には、売店・喫茶・フルーツのノルマ進捗率について施設ごとのトップ10とワースト10が記載されており、「全体目標」(=ノルマ)、「全体実績」(=途中実績)、「遂行率」(=ノルマに対する進捗率)の数字がずらっと並んでいる。この月、最も成績が良いのは「サニーライフ越谷」(定員68人)で、この時点での売り上げは148万円、遂行率は188%。最も成績が悪い「サニーライフ埼玉」(定員105人)は49万円で55%とある。ちなみに傷害致死事件があった「サニーライフ北品川」(定員66人)は2番目の成績優秀施設で、売り上げは36万円、遂行率は153%である。

入居者の死亡も売り上げ確保の道具

 サニーライフの内情について思わず眉をひそめたくなるのは、会社側が入居者の死亡時を売り上げ獲得の好機だと考えているフシがある点だ。筆者の手元に東京事務所の営業部が各施設に宛てたメールがあり、そこにはこう記されている。

「……『葬儀事前相談依頼書』の依頼率が12月13日現在、全施設平均で23%と低調です。できている施設とできていない施設の二極化が激しくなっています。葬儀紹介業務の入り口です。……依頼率は、50%目標です。不振施設は、支配人会議で説明してもらいます。/以上」

 同社は外部の葬儀会社と提携しており、入居者の死亡時に斡旋する業務を行っている。なんらかのバックマージンが入る仕組みだと思われる。件のメールはその成約率を上げるため、入居者家族と事前相談ができるよう各施設でもっと努力せよというお触れだ。


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