闇営業に絡んで謹慎処分を受けていた吉本興業所属の芸人たち。復帰の目途が立っていない宮迫博之がボランティア活動を行っていることが報じられ、賛否両論を巻き起こしている。
宮迫のボランティア活動について、元吉本興業芸人で現在はフリー芸能記者のインタビューマン山下氏がツイッターで報告。宮迫の誘いを受けて、台風15号による被害を受けた千葉県を訪れたと綴り、宮迫が支援物資を運ぶ様子や住人との記念撮影に応じる姿を投稿した。
なお、山下氏は、8月20日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)でも宮迫の現状に言及。宮迫が子ども食堂を始めたと明かし、ボランティア活動以外は自宅に引きこもっていると語った。
被災地でボランティア活動に従事した宮迫の行動にネット上では、
「国や県のトップよりも行動で示してくれて本当にありがたい」
「被災地で活動するのは生半可な気持ちではできないと思う。被災者にとっても感謝の気持ちしかないんじゃないかな」
と称賛する声があがる。
その一方で、
「懺悔アピールに被災地を使わないでほしい」
「芸能人はボランティア活動で禊になるって勘違いしてない? 真面目にボランティア活動している人には不愉快だと思う」
「自分からは発信せずインタビューマン山下さんを使って好感度を上げようとしている印象」
といった批判も多い。
闇営業に関与した芸人たちの奉仕活動については、謹慎期間中から関心を集めている。7月末にはニュースサイト「スポニチアネックス」が、謹慎中の一部芸人が都内で清掃活動に従事する姿を報道。関係者の話として、「自身の口で謝罪もできていない現状で、復帰どうこうではなく世間に理解を得られる方法を模索したようだ」と伝えている。また、8月19日に「ルミネtheよしもと」で復帰ステージに立ったスリムクラブ(真栄田賢・内間政成)は、謝罪とともに謹慎中の活動についても報告。老人ホームを訪ね、入所者と交流したことを明かしている。
闇営業により吉本興業から契約を解消された入江慎也も、8月に渋谷でゴミ拾いのボランティアに参加。「デイリースポーツ」などの取材に応じ、「現時点では芸能界に戻る気はない。反省してもしきれないので」と話した。謹慎芸人による奉仕活動については、ネット上にさまざまな声が寄せられており、なかには「謹慎芸人が老人ホームでボランティアって聞くと腹が立つ。普段からすることであって好感度上げるためならやらないで」「復帰のための売名行為としか思えない」と厳しい意見もある。
もちろん、奉仕活動自体は悪いものではない。一時的なものに終わらず、これからも継続して行われれば、世間の評価は変わっていくだろう。
(文=編集部)