関ジャニ∞は11月6日~来年4月29日まで、47都道府県ツアー「Upd8」を行う。9月をもって錦戸亮がグループを脱退、ジャニーズ事務所からも退所しており、“5人体制の関ジャニ”として初のツアーとなる。

すでにチケットの申し込み期間は終了しており、10月9日以降の当落発表を待つばかりだ。

「今回のツアーは大都市のアリーナ会場ではなく、地方の市民会館などで行われます。大きい会場でも東京のオリンパスホール八王子をはじめ、和歌山の和歌山県民文化会館、香川のレクザムホール、福井のフェニックス・プラザなどで2000席前後。もっとも小規模なのは高知の須崎市立市民文化会館で、固定席964席(1階608席+2階356席)に障がい者席4席となっています」(芸能記者)

 愛媛の西予市宇和文化会館も、ホームページには「収容人数1000人」とあるものの、1階606席と2階376席の固定席に、障がい者席5席を足しても計987席。桟敷席が54席あるようだが、1000席を切るかもしれない。

「どの会場も倍率はかなり高くなっているとみられますが、当選すれば“大都市ツアー”にはないメリットも。小規模会場ほど、メンバーとの距離があり得ないほど近く、肉眼でもハッキリと顔を拝むことができそうです。しかし、やはり“地方開催のツアー”には問題点のほうが多いかもしれません。まずはアクセス面ですが、そもそも地方は『電車が30分~1時間に1本程度』なんてザラ。新潟の上越文化会館へ行くために乗車する、えちごトキめき鉄道はねうまラインや、大分の宇佐文化会館・ウサノピアの最寄り駅・JR宇佐駅を走る日豊本線など、ローカル線の混雑が懸念されます」(同)

 また、ホームページでバスやタクシーの案内をしている会場もあるが、やはりバスのダイヤには注意が必要であり、タクシーも十分な台数が供給されているのかはわからない。

「最寄り駅から徒歩で20~30分ほどかかる会場も少なくありませんし、土地勘がなければ歩くのも大変です。かといって、ヒッチハイクなどで初対面の人の車に乗せてもらうのも危険。

ジャニーズのコンサートでは、2013年にNEWSのステージが雷雨によって翌日に延期された際、ネット上にはファンを狙った“ナンパ車”などの情報が拡散されました。この件はのちに虚偽であったことが報じられましたが、さまざまなトラブルを避けるためにも、安全な交通手段を選びましょう」(同)

交通手段の入念なチェックを

 一方で、最寄り駅からの距離が比較的近い会場にも要注意。たとえば鹿児島の薩摩川内市川内文化ホールは、ホームページによれば「JR川内駅から徒歩約15分」となっているが、「ホールの周辺で気軽に入って時間をつぶせるような店は、マクドナルドくらいしかない」(地元出身者)という。

「このような会場の場合、グッズ販売のために早い時間からファンが集まると、路上に人が溢れかえる恐れがあり、“ファンのマナー問題”に発展しかねません。とにかく自分の地元以外の会場が当選したファンは、宿の確保は当然として、会場への交通手段は時間や本数まで細かく、そして周辺スポットまでチェックしておいたほうが良いでしょう」(前出記者)

 ちなみに、ジャニーズを退所した錦戸は、10月1日にさっそくソロ活動を開始。オフィシャルサイトなどをオープンさせたほか、11月5日から全国5カ所をめぐるツアー「錦戸亮 LIVE TOUR 2019“NOMAD”」を開催すると発表した。サイトでチケット情報を確認すると、東京のZepp Tokyo、大阪のZepp Osaka BaysideとなんばHatch、愛知のZepp Nagoya、福岡のZepp Fukuokaは「1階立見」「2階指定」となっており、東京の豊洲PIT、宮城の仙台PITは「立見のみ」とのことだが、仙台会場以外は、関ジャニの東京、大阪、愛知会場よりも収容人数が多い。関ジャニは少人数のファンと至近距離で、錦戸は大勢のファンを前に1人で、それぞれの“再スタート”を切るようだ。

(文=編集部)

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