もはや説明不要の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。イモトアヤコが憧れの安室奈美恵と対面した7月29日の放送回は、瞬間最高視聴率24.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク、平均視聴率も21.5%を記録した。

直近でも、9月2日は15.4%、9月9日は16.8%、9月16日は19.8%、23日は17.1%と、いずれも高い数字を誇っている。

 最近では、出川哲朗やANZEN漫才・みやぞんも同番組での存在感を発揮しており、宮川大輔も、やや体力の衰えが見られるとはいえ、“お祭り男”として気を吐いている。

 しかし、番組を支える主力メンバーのひとりである森三中・大島美幸に危機が訪れているという。

「大島は芸人としてデビュー以来、一貫して体を張り続けています。そんな彼女は、出川やダチョウ倶楽部を目標としていることからもわかるように、“リアクション命”の芸人なのです。9月23日にオンエアされた『おしゃれイズム』(同)では、自身はモチベーションが高いにもかかわらず、村上知子と黒沢かずこが、そうした“汚れ仕事”をやりたがらないことに不満を募らせていました。
ただ、大島はひざの痛みが年々ひどくなり、姿勢によってはあまり曲げられないこともあるようです。さらに彼女は、2016年に『イッテQ!』のフィンランドロケで丸太渡りにチャレンジ中、左ひざを負傷。しかし、スタッフはそれを気にも留めず、そのままロケを続行。応急処置が不十分だったこともありました」(テレビ局関係者)

 前述した『おしゃれイズム』では、くりぃむしちゅー・上田晋也から「これ一番しんどかったっていうの何?」と過酷だったロケについて聞かれると、大島は『イッテQ!』で年に1回行われる「寒中水泳」を挙げていた。そして、「本当につらいです。息ができなくなるぐらい、本当につらいですアレは」「『おもしろかったよ』と言ってくれるのが本当に助かってるんですけど、それ言われなかったらすぐにでも辞めたいです」と苦しい胸の内を吐露している。


 そんななか、大島にさらなる危機が訪れた。プライベートで雨の日に足を滑らせて転倒、右手首を骨折してしまったというのだ。9月21日に夫で放送作家の鈴木おさむがブログやインスタグラムで明らかにしている。その後、大島は手術を受け、右手首には1年間はプレートが埋め込まれた状態だという。

 以前から体を酷使してきたことに加え、骨折という大ケガを負ってしまった大島。今後のロケへの影響も懸念されるが、無事に完治した後も、これまでのような体を張った“リアクション芸”を貫けるかどうか。
彼女にとって、今は試練の時なのかもしれない。
(文=編集部)