お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、強制性交の疑いで逮捕された俳優・新井浩文容疑者についてツイッターで言及。その内容をめぐって多くの反論が寄せられ、“炎上”状態となっているようだ。
新井容疑者が逮捕されたのは2月1日のことで、昨年7月に派遣型マッサージ店の女性店員に性的暴行を加えたというもの。実力派俳優の逮捕は大々的に報道され、「朴慶培(パク・キョンベ)」の本名で報じるメディアも少なくない。報道を受けて、新井容疑者が在日韓国籍であることを初めて知ったファンも多かったようだ。
そんななか村本は3日に更新したツイッターで、「新井浩文が在日朝鮮国籍だとわかった瞬間にバッシングが何万倍にもなる。国籍で人を決める人種差別主義者が日本には少なからずいる」とコメント。「彼に籍があるとするなら日本人でも韓国人でもなく役者人。せめて語るなら、せめてそこで」とけん制した。
このツイートを受けて、インターネット上には反論が相次ぎ、「論点がズレすぎている。いま守られるべきは被害者」「国籍がどこだろうと性犯罪者であることは変わりない」「村本さんのそういう見方自体がすでに差別的」といった批判が続出。「また炎上目的ですか?」「炎上しそうなネタ探して正義漢ぶるのはやめて」「こういうときだけしゃしゃり出てこないでください」といった嫌悪感を示す声も相次いでいる。
村本の発言が“炎上目的”と捉えられるのも無理はなく、これまでにも村本は数多くの火種をまき散らしてきたことで有名だ。
2018年だけを振り返ってみても、正月早々に『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)で尖閣諸島問題に絡み“沖縄は中国から取った”と発言。
12月には辺野古埋め立て反対署名活動を呼びかけたタレントのローラをめぐり、「高須クリニック」院長・高須克弥氏とツイッター上で舌戦を展開している。高須氏が「僕なら(ローラを)CMから降ろす」と持論を展開したところ、村本が「高須さんのその考えは好きではないので高須クリニックがスポンサーの番組一生出なくていい。断る。仕事と思想を絡めるやつの怖さ」と批判。高須氏は村本に対し、「CMは企業のイメージ向上を目的として作成されます。芸人はCMの素材です。素材を選ぶのはスポンサーの自由です」と返答している。
真剣に論じ世に訴えたいのであれば、問題の本質をしっかり見極めることが必須だ。
(文=編集部)