先月、埼玉西武ライオンズの源田壮亮と3月に乃木坂46を卒業したばかりの衛藤美彩の交際が発覚。両者とも交際を素直に認めるコメントを出した。

第一報翌日、源田は死球を受け、連続フルイニング出場記録が299試合で途絶えた。源田にとっては仕事と私生活の両面で波乱のシーズン幕開けとなった。

「一野球選手と一アイドルの交際であれば、素直に祝福できます。しかし、衛藤は『プロ野球ニュース 2019』(CSフジテレビONE)のキャスターを4月から務めており、すべての選手や球団に対して公平な立場にいるべき存在です。それなのに、降板の話が出るどころか、何事もなかったかのように普通に番組に出演し続けています」(スポーツライター)

 同番組の解説者である高木豊氏はYouTube上で『【源田壮亮×衛藤美彩】交際を応援してます!』というタイトルの動画を配信。「若い人たちの恋愛っていいね」「恋はお互いが力になる。双方が良くなっていけばいい」などと祝福した。

「古くは元ヤクルトの古田敦也と元フジテレビアナウンサーの中井美穂など、プロ野球選手と現場取材をするキャスターが交際して結婚に至るケースは多い。いわば職場結婚みたいなものですし、それ自体が悪いこととはいえません。しかし、選手と女性キャスターの関係を、世間も番組関係者も当たり前のように捉えるのには疑問を感じます。建前論に聞こえるかもしれませんが、スポーツニュースを伝えるキャスターは公正中立であるべき。せめて、交際しているなら発覚しないように細心の注意を払ったり、バレたなら反省するような態度を取ったりすべきでしょう。
2人の爽やかな交際宣言には違和感を覚えます」(スポーツ記者)

 衛藤は公式インスタグラムで「この件でびっくりさせてしまったファンの皆様、ご迷惑をおかけしてしまった関係者並びにスタッフの方々、球団関係者の皆様、本当に申し訳ありません」と投稿したものの、「彼の誠実さに惹かれ、友人としての一面ではなく彼のことをもっと知りたいと純粋に思いましたので、お付き合いさせて頂く事になりました」などとも綴り、源田も「同じ大分県出身の衛藤さんと現在交際をしています。ファンの皆さま、関係の皆さまには温かく見守っていただけたらうれしく思います」と球団を通してコメントを発表した。

 交際発覚後としては初出演となった先月17日放送の『プロ野球ニュース』では衛藤の発言に注目が集まったが、源田の話題には触れなかった。

「触れなければ違和感が残るし、触れれば触れたで野球に私生活を持ち込むなと言われる。いずれにしても、批判を浴びることになる。視聴者は野球が見たくてチャンネルを合わせているのに気が散るし、番組スタッフも気を遣う。交際自体は構わないと思いますが、せめて野球番組のキャスターをしている時期に、交際が発覚してはいけない。バレてしまうなら、最初から付き合うべきではない。今はそんな倫理さえなくなってしまったのかと思うと、悲しくなりますね」(同)

 ふたりの恋は「祝福されない恋」となってしまうのだろうか。
(文=編集部)

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