お笑いタレント・山里亮太南海キャンディーズ)と女優の蒼井優が結婚したことを電撃発表してから、約1週間が経過した。テレビ・ラジオで計16本のレギュラー番組を持つ山里と、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞歴もありドラマや映画に引っ張りだこの蒼井。

これだけを見れば文字通りのビッグカップルといえるが、正統派美人女優の蒼井に対し、山里は自ら“ブサイクキャラ”“モテないキャラ”をネタするほどの“非モテ芸人”の代表格ということもあり、2人の結婚は世間に衝撃を与えた。

 山里の相方であるしずちゃんと蒼井が親友である関係で、1年ほど前から食事に行く関係となり、交際を始めたのは今年4月だというが、先週5日に都内の高級ホテルで開かれた結婚会見には、約300人の報道陣が集まった。現場にいたテレビ局関係者は語る。

「会見の仕切りは、すべて山ちゃん側の吉本興業。タレント同士の結婚の場合、男性側の事務所が仕切るのは定番ですが、吉本は蒼井が所属する事務所よりも規模が大きくスタッフも大勢いるため、当然の流れでしょう。ただ、会見場で蒼井側のスタッフの姿がみえなかったのは、少し不思議でした。
もちろん楽屋など裏手にはいたでしょうが、事務所の看板女優の結婚会見なので、それなりの方がメディア関係者にあいさつに出てきてもよいのではと感じました」

 また、別のテレビ局関係者はいう。

「山ちゃんは芸人なので、“この結婚をネタにしなくてどうするんだ”くらいの勢いで、会見ではかなりイケイケでした。結婚発表直後、過去に出版された著書は重版が決まり、9日に放送された『Mr.サンデー』(フジテレビ系)では、芸人としては恥ずかしいぐらい、キューピッドとなったしずちゃんとの関係性やこれまでの山ちゃんの苦悩などが“『情熱大陸』風”に特集されていましたね。一気に好感度を上げたわけですが、持ち味ともいえる人への妬みや嫉みを売りにしてきたキャラが、やりにくくなってしまわないかが気がかりではありますよね」

 一方、蒼井は今後も仕事は続ける意向を表明しているが、会見では「山里さんを支えていきたい」という趣旨の発言もしていた。蒼井の事務所は、ともさかりえ金子ノブアキなどが所属する老舗で、奇をてらったプロモーション活動などはせず、安定したマネジメント展開をしていることでも定評がある。スポーツ紙関係者はいう。


「蒼井さんはこれまで、数々の熱愛報道で世間を騒がせることも多く、事務所としてもハラハラさせられてきたこともあり、今回の結婚には反対ではないようです。ただ、蒼井は女優なので、私生活でのイメージが定着するのは避けたいところ。夫が芸人であれば、公の場で報道陣の要求に応じて家庭内のことをしゃべらなければならないケースは多くなる。

 蒼井は今後もいろんな人間を演じていかなければならないわけですが、“山ちゃんの奥さん”というイメージが人々の脳裏に定着してしまうと、これまでと同じように仕事をするのが難しくなってくるかもしれません。それは女優としては重大な懸念材料ともいえ、蒼井にこれまで付きまとってきた“魔性の女”というイメージがあるほうが、好都合なんですよ。そういう意味では、山ちゃんとの結婚が女優業の妨げにならないか、事務所としては少し懸念しているようです」
 
 まだ同居をしてないという2人だが、互い多忙な仕事をやりくりして、ぜひとも幸せな家庭を築いてほしいものだ。

(文=編集部)