坂本龍一の演奏を自動演奏で再現、愛用楽器との軌跡を辿る『坂本...の画像はこちら >>



Text by CINRA編集部



坂本龍一のピアノ展/Ryuichi Sakamoto and the Piano』が3月13日からヤマハ銀座店で開催される。



同展は、昨年3月28日に逝去した坂本龍一の功績を讃え、長年愛用した楽器との軌跡を辿るもの。

スクリーンで映像を上映しながら、坂本が残した演奏データを坂本所有のコンサートグランドピアノ「CFIIIS-PSXG(自動演奏機能付き)」で再生するほか、シンセサイザー「DX7」や、坂本所有のステージピアノ「CP88」を展示し、その当時のエピソードと共に紹介する。



自動演奏楽曲は“Aqua”“Energy flow”“Put your hands up”“Poppoya(鉄道員)”“Merry Christmas Mr. Lawrence”。



イベントに先駆けて3月1日からは『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』のために1999年にデザインされた「Opera Piano」を展示し、“Merry Christmas Mr. Lawrence”を自動演奏で再生。「Opera Piano」は、ピアノの「foundation(基盤)」を可視化し、ピアノの楽器としての機能をあらわにすることをイメージしたもので、指揮者としてオーケストラを牽引しつつ、ピアノを演奏するスタイルを実現したいという坂本の願いのもと、ヤマハデザイン研究所によってデザインされた。



3月16日にはミニライブを開催。楽曲にまつわるエピソードトークや坂本が監督を務めた東北ユースオーケストラの紹介を交えながら、ピアニストの中野翔太が演奏を披露する。



カフェスタンド「NOTES BY YAMAHA」では坂本の嗜好から着想を得た創作ドリンクの販売を予定している。



坂本龍一の演奏を自動演奏で再現、愛用楽器との軌跡を辿る『坂本龍一のピアノ展』開催