■一年の無病息災を願って七草粥を食す

1月7日は、「七草の日」です。「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」の七種類の若菜を刻んで入れた七草粥を食べて、今年一年の無病息災を願います。

伝統的な習わしですが、実際のところ七草粥を食べている人は少ないでしょうね。

さて、1月7日に生まれたのは、霜降り明星の粗品、女優の高橋由美子、随筆家の白洲正子、米国俳優のニコラス・ケイジ、F1ドライバーのルイス・ハミルトンなどです。本日紹介するのは、もちろんルイス・ハミルトンです。

●F1界のタイガー・ウッズ!? ルイス・ハミルトンが誕生2008年ブラジルGPにて総合優勝獲得の祝賀会(C)Creative Commons

1985年1月7日、F1ドライバーのルイス・ハミルトンが英国ハードフォードシャー州で生まれました。父はアフリカ系英国人、母は英国人という史上初の黒人F1ドライバーです。8歳でカートを始め、ユーロF3やGP2で頭角を現し、2007年にF1デビュー。

その年のカナダGPで初優勝するとその後も圧倒的な強さで4勝をあげ、翌年2008年には総合優勝を飾りました。

初優勝した2007年カナダGP(C)Creative Commons

ミハエル・シューマッハと並ぶ史上最多の総合優勝7勝の記録を持ち、昨年2021年末のアブダビGPでは、最終ラップまで8度目の総合優勝をほぼ手中にしていました。ところが、思わぬセーフティカーの出動により逆転されて総合優勝を逃がすことに。優勝したのは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、パワーユニットを供給したホンダにとっては30年ぶりの歓喜の栄光でした。主催者のセーフティカーの判断に対して批判が殺到して一時は紛糾、納得できないルイス・ハミルトンはF1を引退するのでは、といった噂が現在飛び交っています。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●日本初の本格的な国産乗用車トヨペット・クラウンが登場!

初代クラウンである「トヨペット・クラウン」がデビューしたのは、1955年(昭和30)年の1月7日、今から67年も前のことです。

戦後間もない頃、多くのメーカーが欧米のノックダウン生産を選択する中、トヨタの実質的な創業者である豊田喜一郎が目指したのは、完全オリジナルの国産車の製造でした。

1955年にデビューした純国産車トヨペットクラウン(初代クラウン)。典型的なアメ車風のスタイリングトヨペットクラウンの室内、窓を開閉するハンドルが時代を感じさせる

世界レベルを目指したトヨペット・クラウンには、多くの革新的な技術が採用されています。エンジンは48PSを発揮する1.5L4気筒OHC、サスペンションは前輪独立懸架ダブルウォッシュボーンを採用。日本の道路事情に合わせて乗り心地を向上させ、最高速は100km/hを超えました。クルマの出来栄えは、当時の外国部品で組み立てた国内車より優れていたので高い人気を集めました。

2018年にデビューした現行15代目クラウン

日本を代表する高級車クラウンは、1955年の初代から現行の15代目まで一度もその存在が褪せることなく受け継がれています。最近、次期クラウンはSUVか、との噂が駆け巡って話題となっています。通常なら、2022年か2023年にモデルチェンジが行われるはず、その正体はいかに? 大注目ですね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン