同作は和久井健による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタ(今田美桜)を助けるために、ヒナタの弟・ナオト(杉野遥亮)とともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。北村匠海、山田裕貴、今田美桜、杉野遥亮、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、村上虹郎、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。
応援上映とは、通常の映画上映と違い、声援OK、鳴り物・光り物持ち込みOKの特別上映のこと。コロナ禍により「発声NG」の形で行われてもいたが、この度発声OKの応援上映が実現することとなった。
今作の応援上映で特徴的なのは、作中に出演する東京卍曾=東卍のメンバーが同席すること。
上映直前には、堀家が「皆様今日はいっぱい声を出していい日ということなので、ガンガン盛り上げていってください! そして最後に(主題歌の)『儚くない』を大合唱したいと思いますので、恥ずかしがらずに! 『かっこいい』『すげ~!』とかでもいいですのでどんどん出してください」とメッセージ。観客は拍手で応え、上映が始まった。
東卍の3名は毎回参加しており、序盤から観客の“応援”をリード。現代パートでタケミチ(北村)が服役中のドラケン(山田裕貴)と面会するシーンでは、キャラクター名だけでなく「警備員さ~ん!」と警備員すらも応援する。
マイキーとドラケンには「青春かよ!」、場地が千冬に「ペヤング好き?」と尋ねるシーンでは「好き~!」と声が上がり、戦うシーンでは皆それぞれにペンライトを振る、東卍の集会シーンでは会場が赤色に染まるなどの一体感も。またなぜか廃車場決戦シーンに登場するキャラクター・阪泉が人気となっており、「どうする~?」というセリフをみんなで真似するほか、タケミチやドラケンの名セリフを一緒に言うといった楽しみ方もなされていた。
一方で、終盤のシリアスなシーンは観客が固唾を飲んで見守り、ラストには涙する観客も。最後は上映前の堀家の言葉通り、全員で主題歌「儚くない」を熱唱し、拍手で締めくくられた。