WOWOWで現在放送・配信されている湊かなえ主演の連続ドラマ『落日』ではこのほど、原作者である湊かなえが撮影現場を訪れ、主演の北川景子と共演の吉岡里帆と顔を合わせた場面が公開された。

本作は湊が2019年に作家生活10周年の節目に書き下ろしたミステリー⻑編。
北川演じる新進気鋭の映画監督・⻑谷部香と吉岡演じる新人脚本家・甲斐真尋の二人が、映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていく、というストーリー。事件の犯人として死刑囚となった立石力輝斗役を竹内涼真、彼に殺害された妹・沙良役を久保史緒里(乃木坂46)、そして真尋の師である大物脚本家・大畠凜子役を黒木瞳が演じるなど、豪華キャストも話題となっている。

現場を訪問した湊は「今まで自分たちを取り繕いながら接していた二人が本音で、自分たちの過去も交えて打ち明け合う場面でしたので、一番重く、大切な場面に立ち会わせていただきました。お二人から鬼気迫る雰囲気を感じながら、撮影現場を拝見させていただき、合間にはお話もうかがいさせていただきました。北川さんも吉岡さんも本当にこの作品を読み込んで、自分のものにしてくださって、どう表現しようかとすごく模索されて、そして、答えを出された演技をされているなと思いました。」とコメント。

また、本編の出来ばえについても、「本当に映画の大作を観たくらいの感動がありました。
1話ずつが1本の完成作品のようであり、だけど次はどうなるんだろうと、次を待たずにはいられない気持ちになるくらい、ドラマの世界に入り込めるような作品になっています。また、オープニングシーンとなるアパートのベランダでは、自分もそこに入り込んだような気持ちになり、最終話のついにクライマックスでは、小説ではこういう続きがあったらいいな、と思っていた場面を映像ではしっかり撮っていただいていて、こういう表情でこういう場面で撮ってくださったんだと、感動がありました。"落日"というタイトルの通り、文章でこの美しい夕陽の描写を重ねても、"バンッ"と見せられるものに心をつかまれたまま泣きっぱなしで終わりました。本当に感動しました!」と絶賛し太鼓判を押した。

連続ドラマ『落日』はWOWOWプライムおよびWOWOWオンデマンドにて毎週日曜22:00~放送・配信中。