歌手の小林幸子が28日、千葉・幕張メッセで開催されたニコニコ超会議のイベント「超踊ってみた」に登場した。

毎年4月後半に開催しているドワンゴ主催の「ニコニコ超会議」。
2日間にわたって開催された今年は、最終日となったこの日は「超踊ってみた」ブースでギャルの格好をした小林幸子が登場し、DJパフォーマンスに初めて挑戦してボカロ楽曲を披露したほか、生歌唱でパラパラ風Remixの「千本桜」を歌い上げた。

終了後には「いやもう本当に汗だくになりましたね。もう最初は不安だったんですが、みんなが一緒に助けてくれてすごく嬉しかったです」と一緒に登壇したeggのモデルやギャルの格好をした躍り手に感謝して「何か癖になりそうですね。次の機会があったらまた来てくれる?」と観客に訴えると客席から溢れんばかりの歓声があがり、盛況のままイベントを終えた。

イベント後には報道陣向けの会見に応じた小林は、初めて披露したDJパフォーマンスについて「私はすぐできそうだと思ったら全然違いました。すごく難しくてプロの方に教えてもらったので本番は大丈夫でしたね」と振り返り、DJパフォーマンス同様に初めて挑戦したギャルの格好は「本当に変わるでしょ。
怖い? 私も自分で見て怖かったんですが、慣れてきて結構可愛いな~と思いました」と満更でもない様子。さらに「自分の年齢でいうのもあれですが、変身願望があるんです。皆さんもやってみてください。やってみれば分かりますよ」と報道陣に勧め、「ミニスカートなんてどれぐらいだろ? 中が見えても良いような物を用意してもらいました。この格好になっちゃうと全然怖くない! ギャルの気持ちってこういうことなんだと。私は何とも思っていません」と語った。


これまでのニコニコ超会議で数々の話題を提供してきた小林。「演歌でずっとやってきましたが、演歌で知り得ないジャンルの歌などすべて今の時代のことを引き合わせてくれました。結果的に宝物になったと思います」と演歌とは異なる世界観に触れて刺激を受けているようで「(芸能)60周年の中で本当に感謝したいのは、ネットの皆さんとお会いでき、(ニコニコ動画の)リスナーのみんなが応援してくれたことが1番うれしく思っています」と笑顔。20年前には「想像も出来ませんでした。こんなになっちゃって(笑)」と苦笑いも「自分の全く知らないことを教えてもらえる人たちがいてくれます。自分にとっては大事だし大切だと思っていますよ」とリスナーとの関係性継続を願った。


今後については「皆さんに聞かれるんですが、私でも分かりません。演歌の世界で色んなことをやらせていただきましたが、視点を変えてやることはまだまだ沢山あるのかなと思います。この年齢(70歳)ですから、自分のやりたいこと、やり残しておきたいことはやっておきたいなと思っています」と気合十分。続けて「60周年記念のコンサートを新橋演舞場で8月にやりますが、まだまだニコニコの皆さんと一緒にやれることがあると思うので挑戦したいと思います。今の時代に抗わず、やれることをやっていこうと思います」と意欲を見せていた。