映画『キリエのうた』(10月13日公開)のプレミアムライブイベントが都内で行われ、主演を務めるアイナ・ジ・エンドをはじめ、松村北斗広瀬すず村上虹郎、粗品(霜降り明星)、石井竜也が登壇した。

同作は岩井俊二監督の最新作。
時代や社会に翻弄されながら、懸命に生きるキリエ(路花 アイナ)、潮見夏彦(松村)、寺石風美(黒木華)、一条逸子(イッコ/真緒里 広瀬)、4人の物語を描く。岩井監督がアイナ・ジ・エンドの歌声に出会い、路上ミュージシャン役で初主演に抜擢した。

○■粗品、離婚に触れる挨拶で笑い誘う「撮影時はまだ結婚していました」

相方・せいやが23日に結婚を発表したばかり、かつ自身は4月に離婚していた粗品は「どうも! 撮影時はまだ結婚していました。日高山茶花役の粗品です。お願いします」と挨拶し、会場を盛り上げる。MCから「トークの方もお助け願います」と言われ「もう離婚しているんで大丈夫です。
任せてください!」と返すも、村上から「なにがやねん!」とツッコミを入れられていた。

キャストが選んだ印象的なセリフをスクリーンに投影してトークをするコーナーでは、粗品が「サザンさん」と回答。「僕個人的にお芝居の経験がおしっこぐらいしかないので、全然つたないんですよ。いただいたセリフもぎこちなくなってしまう」と演技に苦労していたことを明かすも、自信を持てる部分もあったそうで、「役名の山茶花(さざんか)を“サザンさん”と呼んでくるボケがアドリブで生まれて、そのときに僕が『いや、サザンカや。そんなん桑田佳祐しか言わへんねん』みたいに返したんですが、その2行だけ我ながらめっちゃうまかったです。本業のツッコミ、そこだけでも観てほしい」とアピールした。


イベントではアイナによるプレミアムライブが行われ、粗品は主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」にキーボードとして参加した。演奏を終えた粗品は、石井から「やっぱうまいね!」と絶賛を受けると、「まじすか! ありがとうございます!」と笑顔を見せる。しかし、その後石井が「弾いている姿を見ていたら違うキーを弾いている、テープなんだ……」とボケると、「なんちゅうこと言うねん!」と鋭いツッコミで会場の笑いを誘っていた。